東大方式トレチノイン治療

東大方式トレチノイン治療

東大方式トレチノイン治療とは、皮膚の色素沈着に対しご自宅でお使いいただける外用薬を使用し行う治療法です。

黒ずんだ乳輪は自然な色へ、気になるしみはメラニンの排出効果を早めて改善することができます。
処方するトレチノインとイドロキノンの原理をしっかりと理解し、肌の状態や改善の目標レベルにあわせて治療を行うことがとても大切です。

近年、個人輸入やネット販売によるトレチノイン・ハイドロキノンの使用が増えていますが医師の診断なく、また、知識が乏しい状態での使用はお肌に悪影響を与える恐れがあります。当院は医師の診断のもと適切に処方し、効果的な塗布法を指導します。

東大方式トレチノイン治療はこのような方におすすめ

  • 肝斑が気になる
  • 炎症性色素沈着が気になる
  • 老人性色素斑が気になる
  • そばかすが気になる
  • 乳輪にの黒ずみが気になる
東大方式トレチノイン治療はこのような方におすすめ

東大方式トレチノイン治療とは

東大式トレチノイン療法は1995年に東京大学美容外科で開発され、ご自宅で患者様ご自身でトレチノインとハイドロキノンを塗っていただく治療です。
米国ではトレチノインは、しわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されていますが、それのみならず、紫外線による皮膚の老化「光老化」にも効果が認められ、肝斑・しみ・くすみなど、皮膚の若返り治療薬として多くの方に使用されています。

トレチノイン(レチノイン酸)とはビタミンAの誘導体で、その作用は古い角質を取り除き、肌の再生を促進したり、シミの元のなるメラニン色素をスムーズに排出します。また、皮膚の表皮細胞内ではパルミチン酸レチノールという形で存在するため、アレルギー反応を起こすことが少なく、安心してご使用いただけます。
また、ハイドロキノンは、メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制し、加えてメラニンの産生細胞そのものを減少させることで、シミを漂白すると言われています。

さらに、皮脂腺の働き・皮膚の分泌を抑えるため、ニキビの改善にも効果が期待できます。
この肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノン、美白効果のあるビタミンCローションを組み合わせて治療を進めていきます。このようなしみ治療目的の場合、料金は1ヵ月で8,000円〜2万円程度、乳輪の黒ずみ。治療期間の目安は、しみ治療の場合2〜6週間程度、ニキビの場合は4〜8ヵ月程度です。

患者様が十分にご理解して正しく使っていただけるよう担当医が丁寧にご説明いたします。

当院の東大方式トレチノイン治療の特長

特長1 医師によるカウンセリング

患者様一人ひとりのお肌をしっかりと医師が診察し、その方に合わせた適切な濃度・種類をご提案いたします。

特長2 安全性の高い薬剤を使用

当院では肌への安全性や有効性を踏まえ、質の高いトレチノインを採用しています。トレチノインに対する皮膚の反応は個人差が大きいため、その方に適した塗布法を丁寧に指導していきます。

当院の東大方式トレチノイン治療の詳細

東大方式のトレチノイン治療は1クールの治療期間が2~3ヵ月で、しみの重症度によっては、2ヵ月程度の休薬期間をおいて2~3クール繰り返す場合もあります。

治療費は1クールで約8~15万円(診療費・薬代・専用美容液代込)です。
レーザー治療と組み合わせる場合もあります。(レーザー料金は別途料金が発生します)

トレチノインには皮膚のハリを回復させる作用もあり、この目的でトレチノインをお使いの患者様も多くいらっしゃいます。また、トレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用もあるため、ニキビの治療として使用することもあります。 このような治療目的の場合、料金は1ヵ月で8,000円~2万円程度です。治療期間の目安はニキビの場合4~8ヵ月程度です。

当院の東大方式トレチノイン治療の詳細

東大方式トレチノイン治療はご自宅で行う治療です

東大方式トレチノイン治療「しみ」「ニキビ」「乳首の美白」治療は、ご自身で塗っていただく治療です。ご自宅でできる外用治療ですが、最初は薬剤が正しく使用されているか、経過を含め、2~3週後に再診外来が必要となります。

監修医師からのコメント

石原久子
医師:石原久子

ドクター紹介

紀尾井町プラザクリニックでは、高濃度のトレチノインとハイドロキノンの塗り薬を処方しています。個人差はありますが使用方法・注意事項を守ってご使用いただければ、しみや乳首の美白治療はご自宅での治療が可能です。

まずはお気軽にご相談ください。

施術の流れ

  • 医師による診察とカウンセリング
    治療について詳しくご説明させていただきます。処方する薬剤について、薬の作用、塗る順序や量、治療期間についてご説明いたします。
  • 治療
    処方された薬剤を医師の指示通りにご自宅で1日2回(朝・夜)塗っていただきます。
  • 再診
    初診の2週間後に、再診を行います。 お薬が正しく使われているか、治療経過を診察いたします。 再診外来での検診は治療を成功させる重要なポイントとなりますので忘れずにご来院ください。

アフターケア

「しみ」治療は1クール3ヵ月、「乳首の美白(黒ずみ除去)」治療は1クールが2ヵ月~3ヶ月です。治療効果は個人差があるため1クールで十分に効果がでない場合は2クール目が必要になることもあります。施術中や施術後気になる事があればすぐにご連絡ください。 必要に応じてご来院いただきます。

注意点

妊娠中または妊娠予定の方は使用できません。
トレチノインは熱や紫外線で分解されやすいため、保管状態が悪いと活性化効果が下がる可能性があります。

リスクと副作用について

副作用について

治療に伴う皮膚炎、炎症後色素沈着があります。 誤った使用方法により炎症後色素沈着を起こさないようにするため、医師の指導のもとに治療を受けてください。

予想されるリスク

  • トレチノインは治療中に軽い炎症を起こすことにより、治療効果が出るものであるため、治療中はヒリヒリする感覚や、不快な症状がおこります。
  • 誤った使用方法によって皮膚炎や色素沈着を生じることがあるため、治療中は定期的な外来通院が必要です。
  • 動物実験では大量投与で催奇形成が報告されていますが、外用による少量投与では危険性は低く、使用中は必ず避妊してください。
  • 適量を超えて使用すると、肌に刺激を感じたり、肌が荒れたりすることがあります。
  • 刺激を過度に怖がりすぎて、適量よりも大幅に少ない量のトレチノインを使用した場合、効果がほとんど感じられないことがあります。
  • トレチノインには副作用として、皮むけや赤みが出るA反応がありますが、塗った部分から反応を起こします。
  • トレチノインは非常に効果が高い治療法である一方、お肌が薄くなること、乾燥してひりひりしたり赤みが出てしまうことがあります。

安全性について

未承認医薬品等であることの明示

この治療で使用されるトレチノイン、ハイドロキノンは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品です。日本では、未承認医薬品を医師の責任において使用することができます。

入手経路等の明示

当院で使用しているトレチノイン、ハイドロキノンは東京調剤センターで製造されたものを入手しています。

国内の承認医薬品等の有無の明示

国内においては承認されている国医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

リスクとしては一時的な発赤、紅斑、かゆみ・ひりひり感、熱感、乾燥、皮むけなどが報告されています。

東大方式トレチノイン治療の料金

東大方式トレチノイン治療料金

(税込価格・自由診療)

内容 料金 備考
トレチノイン 12,100 0.1%
  14,300 0.2%
  16,500 0.4%
ハイドロキノン 9,350 アスコルビン酸
9,350 乳酸
ビタミンCローション 8,800  
外用剤 550 プロペト
550 ロコイド

内服薬

(税込価格・自由診療)

内容 料金 備考
シナール 1,890 90錠(1ヵ月分)
ユベラ 1,980 90錠(1ヵ月分)
トランサミン 2,970 90錠(1ヵ月分)

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よくある質問

A.

東大方式トレチノイン療法を自己判断で中止すると、炎症後色素沈着を誘発する可能性があります。そのため中断する場合には医師の指導のもと中断するようにしましょう。

A.

トレチノインのクリームは3ヵ月を目処に一旦休薬します。それ以上外用してしまうと耐性がついてしまい、効果が期待できなくなる恐れがあります。

A.

トレチノインを使用していると、一時的にしみが濃くなることがあります。 個人差はありますが、一般的にはトレチノインの使用を始めてから1ヵ月程すると皮膚のターンオーバーが促進されることでしみがはっきりしてくるため、濃く見えることがあります。そこから数ヵ月かけて徐々に薄くなる傾向にあります。

A.

トレチノインによる治療期間中もメイクが可能です。

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