目を大きくする方法は?効果が期待できる方法をご紹介

この記事の監修者
尾崎 峰
紀尾井町プラザクリニック 医師

杏林大学医学部形成外科・美容外科教授 日本形成外科学会認定形成外科専門医 医学博士

美容形成の中でも
「目を大きくしたい」「目力をアップさせたい」
という要望はとても多いです。
顔の中でも、目は人の顔を印象づける重要なパーツです。
例えば、1㎜の変化でも与える印象は大きく異なります。
目を小さく見せている原因を知ることで、目を大きく見せるためにできる事は何があるのか、美容形成に限らずセルフケアも含めてご紹介していきます。

目の大きさ|平均と理想

目の大きさ平均|紀尾井町プラザクリニック

医学的に、目が小さい・大きいという判断は明確な基準が定まっているものではなく、顔全体のバランスをもって判断する必要があるため一概に判断することは難しいです。
しかし、目の大きさの平均値や理想的なバランスを元に「目が小さい(大きい)」と判断しているのも事実です。

日本人における目の平均的サイズ

日本人の男女の目の平均値(サイズ)は男性:縦幅1cm、横幅2.9cm/女性:縦幅1cm、横幅2.7cmとされています。
しかし、平均値よりも大きいからといって必ずしも、目が大きく見えるわけではなく顔のパーツによっても印象が変わります。

顔全体に対する理想の目の幅

日本人の目の横幅の理想的なバランスは、顔全体の横幅のおよそ5分の1程度と言われています。
さらに、顔の端から目尻までの長さ、目の幅(目尻から目頭までの長さ)、眉間の幅(両目頭の間の幅)が全て同じ大きさであると綺麗なバランスに見えます。

目を大きくする方法|セルフケア編

目を大きくするセルフケア|紀尾井町プラザクリニック

マッサージで目の筋肉をほぐす

目の周辺のマッサージは、目を大きく見せるアプローチとして有効です。
目を支える周囲の筋肉を揉みほぐすことで柔軟性が高まり、目を大きく見せる効果が期待できます。
メイク前や目元に疲れを感じた際にも、実践してみてください。

目回りのマッサージ方法

まず、フェイスクリームを目の周辺に薄く塗り、広げましょう。

人差し指を曲げ、第二関節で上まぶたの眉頭を押して流します。
人差し指の第二関節で、アイホールの上のくぼみを気持ちいいと感じるぐらいの強さでグッと押します。目頭から目尻に向かって、少しずつ位置をずらしながら圧を加えます。
人差し指の腹で下まぶたを優しく押し流す
人差し指の腹を使い、下まぶたの目頭を押します。皮膚が薄いので、あまり強く押すと刺激になるので優しく押しましょう。目尻に向かって数か所軽く押すようにして流します。
人差し指の第二関節でこめかみをほぐす
人差し指を曲げ第二関節の部分をこめかみに当て、ぐりぐりっと押します。気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。老廃物や水分が流れて、目元がスッキリします。 むくみが取れるのはもちろんのこと、リラックス効果も高いマッサージ方法です。

目元を温めてむくみを取る

まぶたのむくみは腫れぼったくなるだけではなく、目力も下がってしまう原因に。目元を温めることで、血行を良くし、むくみ解消や疲労回復させる方法をお伝えします。

①水に濡らしたタオルを軽く絞り、600wのレンジで40秒ほど加熱します。

②タオルが温まったら横になり、目の上に乗せてタオルが冷めてくるまでリラックスした状態で待ちます。筋肉の緊張がほぐれて、目が開きやすくなる効果が期待できます。

毎回ホットタオルを用意するのが面倒な方には、市販の使い捨てできるホットアイマスクや、電子レンジで繰り返し使えるタイプもおすすめです。

目を映えさせるメイクを取り入れる

トレーニングやマッサージは、日々継続して行うことで効果が出ますが、すぐに目を大きくできるわけではありません。
ここからは、すぐに目を大きく見せたい方へ向けた方法をご紹介します。

目が小さく見えてしまう原因として、一重まぶたや二重まぶたの方は、まつ毛の際が皮膚に隠れていたり、目の縦幅がなかったりすると目が小さく見えてしまうため、目元が映えるメイクを行うことで目の印象が変わります。

オススメのメイク法
①アイプチやアイテープで二重を作る
②眉毛と目の幅を近づける
③自分の目の形に合うアイライナーの引き方を取り入れる

なお、アイプチやアイテープは肌への負担が多く、肌トラブルが起きたりたるんでしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

カラーコンタクトレンズを利用する

黒目の大きさ自体を広げることは不可能な為、黒目の大きさでお悩みの方はカラーコンタクトレンズの使用をおすすめします。
カラーコンタクトレンズは眼球に直接触れるため、誤った方法で使用すると目の充血や乾燥を引き起こすリスクがあります。
また、サイズが合わないレンズを装着すると、最悪の場合失明してしまうかもしれません。
そのため、まず眼科を受診し自分の目に合うカラーコンタクトレンズを使用するようにしましょう。
いずれも使い方によっては目を傷つける危険があるため、専門家の指導を受けたうえでの使用が大切です。

LINE相談・予約はこちら

目を大きくする方法|美容形成編

紀尾井町プラザクリニック|目を大きくする02

効果を実感したいなら「美容形成」がおすすめです。
目を大きく見せる方法として効果が得られやすいのは美容形成です。
目を大きくする施術を解説していきます。

二重埋没法

二重埋没法は医療用の糸を使用し、理想とする二重ラインにあわせて縫い留めていく方法です。
皮膚を切開することがないため、二重切開に比べ腫れや痛みなどの症状が比較的に少ないのが特徴です。
施術直後は、まぶたの形成部位には傷跡が残りますが、時間の経過とともに傷跡は目立たなくなります。
片目のみの治療も行っているので、二重幅の左右差でお悩みの方にもおすすめの施術です。
埋没法について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
二重埋没法|紀尾井町プラザクリニック 二重埋没法のダウンタイムは?腫れやすい人の特徴や長引かせない過ごし方

(二重埋没法詳細はこちら)

二重切開法

上まぶたの脂肪が多かったり、埋没法を行っても二重になりづらい方には切開法がおすすめです。
切開法は理想の二重ラインに合わせて皮膚を切開し、必要に応じてまぶたの脂肪を除去したり筋肉を縮めたりすることで、上まぶたの脂肪が多い方でも理想の二重を目指しやすいのが特徴です。
埋没法に比べると腫れや痛みなどのダウンタイムは長い傾向にあります。
さらに抜糸も必要になります。
しかし、その効果は二重埋没法と違い半永久的に二重を手に入れることが可能です。
二重形成|紀尾井町プラザクリニック 二重形成の埋没法と切開法の違いは?見た目や経過年での違いなどわかりやすく解説

(二重切開法詳細はこちら)

目頭切開法

目頭の蒙古ヒダを外科手術で切除することで目を大きく見せる施術法です。
蒙古ヒダが大きいと眼球を覆う皮膚が多くなり、その分目が小さく見えてしまいます。
術後の内出血や痛み、腫れなどが副作用として見られますが、ほとんどの場合数日〜3ヵ月程度で自然におさまります。

(目頭切開法詳細はこちら)

目尻切開法

目尻の端にある薄い皮膚を数ミリ単位で切除することで外側に目元を大きく見せる施術法です。
目元を広げることで本来のシャープさを保ちつつ、きつい印象をやわらげるなど、顔の印象を変えたいという際に有効な治療です。
(目尻切開法詳細はこちら)

脱脂

目の上の脂肪を取り除く手術を「上眼瞼脱脂術」といいます。
腫れぼったい目元が気になる、目が眠たそうに見えてしまうなどの場合に行われます。
二重のライン上に数ミリの切開をいれ、そこから余分な脂肪を取り除きます。
傷跡は二重のライン上なのでほとんど目立ちません。
上眼瞼脱脂術は二重埋没術や二重切開術と同時に行うことも可能
です。

(脱脂詳細はこちら)

眼瞼下垂修正術

眼瞼下垂はなんらかの原因によって、垂れ下がった皮膚やまぶたを持ち上げる筋肉・腱膜が弱ることで生じます。
治療としては、まぶたを持ち上げる筋肉を引き上げる手術が必要となります。
個人によって症状が違うため、医師と相談し適切な治療を行うことが重要です。
眼瞼下垂術|紀尾井町プラザクリニック 【眼瞼下垂とは?】セルフチェック方法や症状、治療で失敗しないためのポイント

(眼瞼下垂修正術詳細はこちら)

【症例紹介】美容形成で目を大きくする

症例

治療内容 二重埋没法2点留(皮膚をメスで切開、切除することなく、ナイロンの糸を上まぶたに通して埋没させることにより、二重のラインを形成する施術。)
治療期間・回数 1回
費用 両目1年間保証 110,000円(税込価格・自由診療)
リスク・副作用 出血、痛み、腫れ、感染、糸が切れたり、外れると二重のラインが元に戻ることがあります

まとめ

目を大きくするにはまとめ|紀尾井町プラザクリニック

今回は目を大きくする方法や効果が期待できる方法についてご紹介しました。
目の大きさは、一重や二重だけではなく顔に対してのバランスなども大きく関係しています。
セルフケアで目を大きく見せる方法は様々ありますが、個人の努力では難しいところもありますが、美容形成では自分の理想とする目の大きさ・形により近づけることが可能です。
しかし、一人ひとりの顔のバランスや目の状態は異なるため、全員が同じような施術を受けられるわけではありません。

紀尾井町プラザクリニックでは大学病院教授クラスの日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医がカウンセリングから施術までを担当いたします。
あなたのお悩みやご希望に合わせ、お顔に合った最適な施術をご提案させていただきます。
カウンセリングは無料となっており、どなたでもお気軽にお越しいただけます。
今後、美容外科手術で理想的な目幅をお考えの方は、まずはお気軽に当院医師にご相談ください。