2023.12.20 たるみハイフウルトラセルQプラスフェイスリフト糸リフト 顔のたるみの原因は?効果的なセルフケアと美容施術について 年齢を重ねるごとにだんだんと気になるようになるのが、目元や口元やフェイスラインなどの「たるみ」ではないでしょうか。 丁寧なスキンケアや一生懸命にメイクをしても、顔のたるみがあるだけで老けている・疲れているといった印象を与えてしまいがちです。インターネット上はたるみの原因やセルフケアに関する情報がさまざま取り上げられている中で、正確な情報を見分けるのは難しいことです。ここでは形成外科医の監修の元、医療の面から見た正しい知識とたるみの原因や対策までを解説していきます。目次 Toggle顔のたるみの原因は?コラーゲンの減少筋力の低下むくみ・脂肪の変化顔がたるんでしまうことによる印象の変化疲れた顔・老けた印象になる不機嫌そうな印象になる顔のたるみを引き起こすNG習慣頬杖をつく・姿勢が悪い強すぎるフェイスマッサージ睡眠不足バランスの悪い食事タバコを吸う顔のたるみ対策|セルフケア紫外線対策肌に潤いを与える(乾燥を防ぐ)表情筋を鍛える頭皮マッサージ急激なダイエットをしない姿勢を良くする顔のたるみ対策|美容施術HIFU(ハイフ)フェイスリフト糸リフトヒアルロン酸・ボトックス注射まとめ顔のたるみの原因は?コラーゲンの減少肌がたるむ原因のひとつとして、コラーゲンの減少があります。皮膚は表皮・真皮の二層からなっており、真皮層にはコラーゲンなどの線維状の組織が豊富に存在し、皮膚のハリと弾力を生み出します。 しかし、加齢だけでなく紫外線によるダメージや乾燥などでコラーゲンを生成する力が低下したり、量自体が減ってしまったり、質が落ちてしまったりすると、表皮を支えることができずに顔がたるんでしまいます。筋力の低下表情筋の衰えも顔のたるみの原因のひとつです。加齢に伴い、体の筋力が衰えてしまうように、顔の筋肉も徐々に衰えてしまいます。表情筋は20種類以上もあるとされていますが、私たちが普段の会話や喜怒哀楽の表情をするときに使う筋肉はたった3割程度で、残りの7割は動かしていないとされています。また、顔の筋肉は身体の筋肉に比べて薄く弱い性質であるため、使わないでいると筋力が低下しやすくなります。 表情筋は少し使うだけでも筋力がアップする部位なので、表情を豊かにするなど、日常生活の中で意識して顔の筋肉を動かす時間を取り入れるようにしましょう。むくみ・脂肪の変化顔のたるみはむくみや皮下脂肪の増加によっても発生します。 顔の血流やリンパの流れが滞ってしまうとむくみが生じ、真皮層の組織の機能低下を招くため、たるみを増長させてしまいます。 また、顔の皮下脂肪の増加もたるみの原因のひとつです。 もともと下垂するほどの脂肪がついていなかったところに多くの脂肪がついてしまうと、それを表情筋が支えきれずに顔がたるんでしまいます。急激に太った時にたるみが出るのは、顔の皮下脂肪が増える事で皮膚や筋肉を支える力が低下し、たるみとなって現れているためです。その逆もたるみの原因となります。短期集中のダイエットにより減量ができたとしても、皮膚の新陳代謝が追いつかずに皮膚が余り、結果たるんでしまいます。顔がたるんでしまうことによる印象の変化疲れた顔・老けた印象になる顔がたるんでしまうと、ほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれ、老けた顔に見えてしまいます。また、頬がたるむとフェイスラインがぼやけてしまい、シャープで若々しい印象から遠のいてしまうだけでなく、疲れた顔に見えてしまうこともあります。 特に、目元や口回りのたるみが進むと、若々しい印象とは真逆の印象となるでしょう。不機嫌そうな印象になる表情筋が衰え頬周りのたるみが進むと、口角部分にもたるみが乗っかるため口角が下がってしまいます。 また、口周辺には筋肉が多数あり、口周りの表情筋が衰えると口角が下がった「への字」の口になりやすいため、疲れている・不機嫌そうといった印象になってしまいます。LINE相談・予約はこちら 顔のたるみを引き起こすNG習慣頬杖をつく・姿勢が悪いつい癖になってしまいがちな頬杖。テレビを見ている時や考えごとをしている時につい無意識でしてしまいがちですが、これは頬のたるみやほうれい線の原因になります。 頬杖をつくと、手のひらの力が頬にかかり皮膚が引っ張られ伸びてしまうため、たるみの原因になります。 長年身についた癖は、意識しないと改善しないため、なるべく背筋を伸ばすことを心がけるようにしましょう。強すぎるフェイスマッサージたるみの改善のため強くフェイスマッサージを行ってしまうのは、実は逆効果なのです。 顔のマッサージをすることで、血液やリンパの流れが促進され、老廃物の排出や新陳代謝の活性化に繋がりますが、痛いと感じるほどの力でマッサージをすると、かえって皮膚が引き伸ばされてたるみの原因になってしまいます。 顔のマッサージはお風呂上がりなどの血行が良くなったタイミングに、クリームやオイルなどを塗った状態で優しく行うようにしてください。睡眠不足睡眠不足は、顔のたるみを引き起こす原因のひとつです。睡眠が不足すると自律神経が乱れ成長ホルモンの分泌が低下しターンオーバーが乱れてしまいます。その結果、コラーゲンの生成が減少したり、自律神経が乱れることで血液循環が滞りやすく、筋力の低下を早めることになるため、たるみを引き起こしやすくなってしまいます。バランスの悪い食事顔がたるむ要因のひとつは皮膚の真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの減少です。これらの弾力線維は、加齢とともに減っていくため内側から補うことが大切です。 しかし、栄養バランスの乱れがある食生活や偏った食事は、肌に栄養成分が行き渡らなくなってしまったり血行が悪くなってしまうだけでなく、老化を加速させる原因になります。 これらによって健康な細胞が生成されず、弾力の低下やたるみの原因になってしまうのです。タバコを吸うタバコには、ニコチン・タール・一酸化炭素の三大有害物質などが含まれているため肺だけでなく至るところに影響を及ぼします。特にタバコは美容の面で肌に大きな影響が出るといわれています。 まず、タバコの成分であるニコチンは毛細血管を収縮させる働きによって血管が細くなります。さらにその細くなった血管を通る血液は、一酸化炭素と酸素が結合してしまうため、酸素不足になり淀んだ状態になり、身体のすみずみに栄養が届かなくなってしまうのです。栄養が届かなくなると肌の再生力も低下し、くすみや吹き出物が出たりといった肌トラブルにつながります。血行自体も悪くなってしまうため、肌の血色が悪くなるのもタバコが肌にもたらす悪影響のひとつです。 また、タバコのもつ数百種類の化学物質が身体に入ることで、身体が抵抗しようと活性酸素を大量に発生させてしまいます。活性酸素が増えることで細胞の酸化を招き、コラーゲンの生成を低下させるため、肌の弾力が失われしわやたるみとなります。顔のたるみ対策|セルフケア紫外線対策紫外線を浴びることで、活性酸素が発生してしまいます。前述で述べたように、活性酸素はコラーゲンやエラスチンを破壊したり変性させるため肌の弾力が失われ、しわやたるみへと繋がります。活性酸素は紫外線や大気汚染などによるストレスにより生成されるため、日ごろからの対策が大切となります。 日焼け対策として、日焼け止めを塗布したり、日傘などを使用し紫外線を避けるだけでなくインナーケアも重要になります。コラーゲンやエラスチンの原因の活性酸素を水に分解し体外へと排出させる抗酸化酵素は、年齢を重ねるごとに生成数が少なくなるだけでなく抗酸化酵素の力も衰えます。そのため、食事や睡眠など生活習慣の見直し、インナーケアに務めることも重要です。肌に潤いを与える(乾燥を防ぐ)顔のたるみの原因はコラーゲンやエラスチンの減少と前述していますが、もうひとつの原因として乾燥があげられます。 乾燥によって皮膚表面の水分が失われると、お肌を刺激から守るバリア機能も低下するため、さらに水分が外部へ蒸散してしまう悪循環となります。さらに皮膚の新陳代謝など健康を維持する機能も低下してしまうため、お肌はハリを失ってなんとなくたるんだ状態が続いてしまうのです。表情筋を鍛える顔のたるみの原因として表情筋のコリや筋力低下があります。 特に、あごのあたりに存在する口角下制筋が凝り固まってしまうと、口角が下がり顔の皮膚がたるんでしまう恐れがあります。 表情筋は、顔の皮膚や脂肪を支える筋肉です。口角下制筋が凝り固まると下に引っ張る力が強くなり、頬を中心に顔全体の皮膚や脂肪が十分に支えられなくなりたるみにつながります。頭皮マッサージ運動不足や長時間の同一姿勢・ストレスによって筋肉が緊張し、頭の筋肉が凝り固まってしまいます。頭と顔は筋肉や筋膜で繋がっているため、頭の筋肉が凝ると顔の筋肉を引き上げる力が弱くなり、たるみやしわの原因になります。 頭皮マッサージを行うことで、頭の筋肉がほぐれるため顔の筋肉を引き締める効果が期待できます。そのため、顔の皮膚や筋肉のリフトアップにもつながると言われています。急激なダイエットをしない前述したように、急激な体重増加や減量は皮膚のたるみを目立たせる要因となる可能性があります。短期集中のダイエットにより減量ができたとしても、皮膚の新陳代謝が追いつかずに皮膚が余り、たるんでしまいます。そのため1ヵ月に2~3kgほどを目安にして、ゆっくり時間をかけて減量を行うことで、皮膚のたるみが目立たせることなく顔の状態を引き締める効果が期待できます。姿勢を良くするパソコンやスマートフォンを長時間使用することで、猫背の状態になってしまい、顔を下げてしまうことで、血流が滞るだけでなく筋力が衰えてしまいたるみが生じやすくなります。そのため、姿勢を改善するだけでもたるみの予防となります。 顔のたるみ対策|美容施術ここまで顔のたるみの改善を目的としたセルフケアをご紹介してきました。しかし、セルフケアだけでは、即効性や確実に効果を得ることは難しい場合が多いです。 すぐに効果を実感したい方は、美容外科による施術がおすすめです。美容外科による施術では皮膚を引き上げるリフト系の施術や、超音波機械を活用して肌を引き締める方法があります。たるみの程度やメスを使うことに抵抗がないかなどで施術を選択できます。 事前に医師としっかり話し合い、ご自身の納得いく施術を選択するようにしてください。 紀尾井町プラザクリニックでも顔のたるみを解消する施術を行っています。具体的には「HIFU(ハイフ)」「フェイスリフト」「糸リフト」「ヒアルロン酸」などがあり、それぞれの施術の特徴を確認していきましょう。WEB相談・予約はこちらHIFU(ハイフ)HIFU(ハイフ)は「High-Intensity Focused Ultrasound」という名称の略で、「高密度焦点式超音波治療法」とも言います。 超音波の熱エネルギーを照射することで、組織が高温になり脂肪細胞を破壊することができる技術です。 ウルトラセルQプラスは、高密度焦点式超音波という特殊な超音波テクノロジーを利用した、最新のリフトアップ・たるみ治療です。 お肌の4つの層(表皮、真皮層、脂肪層、SMAS筋層)に働きかけ、総合的に肌の奥深くからたるみを引き締めリフトアップします。 SMAS筋膜とは、皮膚深層に位置する脂肪層と表情筋の間にある薄い膜で、頭からおでこ・こめかみ・頬・首へと連続して存在します。SMAS筋膜は皮膚を支える土台と言われており最新機種ウルトラセルQプラスは皮膚の土台であるSMAS(筋膜層)まで熱エネルギーが届くため、たるみの根本にアプローチすることが可能です。 フェイスリフトフェイスリフトとは、頬から首にかけた「たるみ」にたいする外科治療です。 手術は耳の周りを切開して耳下腺の表面にあるSMASという膜や首からつながる広頸筋を引き上げます。余った皮膚は切除して縫合します。 当院で行っている方法はSMAS法です。SMAS法は、たるんだ皮膚のみならず、その土台のSMAS(顔の筋肉を覆っている表在性筋膜群)をひきあげて効果を高める方法です。 切開を伴う施術であるため、術後は腫れや内出血が1~2週間程度続くことがありますが、自然に消失していくため心配は必要ないでしょう。 糸リフト糸リフト(スレッドリフト)とは、メスを使わずに顔に特殊な医療用糸(スレッド)を挿入することによりフェイスラインのたるみなどを改善、立体的にリフトアップ効果が期待できる「切らないたるみ治療」です。 時間の経過と共に体内に吸収される糸を顏の皮下に挿入し、ほほやあご、首などのたるみを立体的に引き上げます。ほかのフェイスリフトなどの手術療法に比べると体への負担が非常に少なく、施術後の顔の腫れもほとんどありません。 また、挿入された糸やコーンの周りにコラーゲン生成が促進されるため、糸やコーンが吸収された後も肌の弾力や潤いが持続し、長期的な肌再生効果・美肌効果なども期待できます。 通常は両頬で4~8本程度の糸を使用します。リフトアップ効果は挿入する糸の本数が多いほど強く、持続効果も長くなります。 ダウンタイムは3日程度で、この間は痛みなどが生じる場合もありますが、痛み止めで症状を緩和することが可能です。 皮膚を引き上げているためツッパリ感が1週間程度続きますが、こちらもダウンタイムが終わる頃には治まってくるため心配する必要は無いでしょう。 ヒアルロン酸・ボトックス注射たるみを改善するには、肌の土台である真皮や皮下組織へのアプローチが重要となります。ヒアルロン酸は一般的に、しわを目立ちにくくしたり、唇をふっくらさせる、といった効果が知られていますが、実はこめかみや頬、あごにも使用できます。高い弾性と凝集性を持つヒアルロン酸をこれらに注入すると、肌の土台部分がしっかりするためたるみが改善し、フェイスラインをすっきりとさせることが期待できます。フェイスラインの崩れが整うことで、違和感なく若々しさを手に入れることが可能です。 また、ボトックスを皮膚の浅いところに注射するマイクロボトックスリフトは、 筋肉全体ではなく、筋肉の表面繊維だけの働きを抑えることによって、目の下のたるみのリフトアップや、あごから首にかけてのたるみ、ほうれい線まわりのたるみ改善に効果的です。(マイクロボトックス注射詳細はこちら)まとめたるみには、それぞれ原因や特徴があります。ご自身が悩んでいるたるみの原因をしっかりと理解して、それに適した美容医療の治療を検討してみるのも良いかもしれません。 また、日常生活に取り入れられる予防策もありますので、普段の習慣を見直し、改善できるところから行ってみましょう。 そして、たるみの改善についてより詳しい話を聞きたい場合は医療機関を受診して医師に相談してみてください。あなたが今まで知らなかったたるみに対する予防・改善方法を医療の目線からアドバイスをいたします。 カウンセリングは無料となっていますので、美容外科初心者の方もまずはお気軽にお問い合わせください。