近年、若返りや疲労回復効果などで話題となっている
エクソソーム点滴
SNSやテレビなどでも取り上げられているため、名前を耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
施術を受けようか検討する際に「デメリットは無いのか」と心配になる方もいらっしゃると思います。
この記事では、エクソソーム点滴のデメリットや注意点、効果について詳しく解説します。
美容医療を受ける際は、メリットだけでなく、デメリットを知ることも大切です。
本記事を参考にエクソソーム点滴についての理解を深め、施術をご検討ください。
目次
エクソソーム点滴とは？
エクソソーム点滴とは、特殊な技術によって抽出されたエクソソームを含む「幹細胞培養上清液」を点滴によって体内に投与する施術です。
エクソソームが血流に乗って全身に運ばれるため、全身のエイジングケア効果が期待できます。
エクソソームとは、身体の中の細胞内で作られた後、細胞外へ放出されることで作用を示す顆粒状の物質で、「細胞外小胞」とも呼ばれています。
この小胞は膜に包まれた袋状になっており、内部にはタンパク質やRNAなどの遺伝情報が含まれています。
すべての細胞がエクソソームを作り出せますが、その中でも特にヒト脂肪幹細胞由来のエクソソームは、損傷もしくは老化した細胞を修復・活性化する能力に優れているだけではなく、抗酸化作用や抗炎症作用を有していることがわかってきました。
ヒト脂肪幹細胞を培養することで得られる上清液には、このエクソソームや成長因子（サイトカイン）が豊富に含まれており、再生医療の分野においても広く使用され始めています。
エクソソーム点滴の効果
エイジングケア
老化によって毛細血管が減少すると、皮膚に酸素や栄養が届きにくくなり、しみやしわなどの原因となります。
エクソソーム点滴によって血管の再生を促すことで、皮膚に十分な酸素や栄養を届けることができるようになり、それによって見た目の若返りやエイジングケアにつながります。
加齢による関節痛や筋肉痛、全身の倦怠感は、組織が破壊され傷ついていることが原因で起こる場合が多いです。
エクソソームは傷ついた組織を回復し、炎症反応を抑える作用があるため、このような加齢による症状の改善効果も期待できます。
美肌効果
エクソソームは皮膚内のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進する働きがあります。
これにより、肌に弾力やハリを生み出し、たるみや小じわといったお悩みにも効果を発揮します。
肌の細胞のターンオーバーを整えることで、肌の乾燥やニキビ、赤ら顔などの症状の改善も期待できます。
疾患の治療・予防
エクソソームが持つ抗炎症作用や免疫調整作用によって、病気や体の不調を改善できる可能性があると言われています。
エクソソームがアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβの蓄積を抑える可能性があると示唆されており、認知機能にも好影響をもたらすことが期待されています。
アトピー性皮膚炎
糖尿病
動脈硬化
生活習慣病
不眠症
勃起不全（ED）
AGA（毛髪再生、薄毛治療）など
疲労回復・健康の維持
エクソソームには傷ついた組織や細胞を活性化・修復する働きがあり、それにより疲労回復効果が得られます。
また、免疫力の低下や不眠症、更年期障害にも効果があると言われており、健康の維持にも役立つでしょう。
（紀尾井町プラザクリニックHPより引用）
エクソソーム点滴のデメリットや副作用
次に、エクソソーム点滴のデメリット・副作用について解説していきます。
点滴をした部位の痛みや赤み・内出血など
エクソソーム点滴に限らず、点滴全般にあらわれる副作用として、針を刺すことによる痛みや赤み、腫れなどが挙げられます。
これらの症状は数日以内に治まります。
内出血が起きてしまった場合、はじめは濃い紫色をしていますが、1～2週間かけて徐々に黄色っぽくなったのち、薄くなって消失します。
点滴開始後にこのような症状が現れた場合は、直ちにスタッフに相談しましょう。
アレルギー反応が起きる場合がある
エクソソーム点滴に限らず他の点滴でも言えることですが、アレルギー反応が起こる可能性があります。
非常に稀なケースですが、アレルギー反応の最も重篤な状態であるアナフィラキシー反応が起きると血圧低下や意識低下などのショック状態に陥ることもあり、直ちに処置が必要となります。
そのため、点滴をする際は事前にアレルギーの既往がないかや当日の体調などを医師が診察した上で、施術ができるかどうかを判断します。
点滴中はもちろんですが、点滴後にも発赤やかゆみ、蕁麻疹などの症状が見られた場合は、すぐにスタッフへ報告しましょう。
献血・輸血ができなくなる
エクソソーム点滴は比較的安全な治療と考えられていますが、生体由来の成分のため、現在の検査方法では検出できない未知のウイルスに感染している可能性があります。
そのため、エクソソーム点滴を受けると、原則として献血や輸血をすることはできません。
定期的に施術を受ける必要がある
エクソソーム点滴は、一度の点滴で永久的な効果は得られません。
効果を持続させたい場合は、定期的に施術を受ける必要があります。
エクソソーム点滴は自由診療となるため、定期的に通うとなった場合はその分費用負担も大きくなります。
デメリットを軽減するための対策
エクソソーム点滴は非常に魅力的な施術ですが、上記のようなデメリットがあるのも事実です。
それらのデメリットを軽減するために、いくつかの対策をご紹介します。
信頼できるクリニックを選ぶ
エクソソーム点滴で高い効果を実感するためには、エクソソームの品質が重要です。
品質が低いと効果が得られにくいだけでなく、不純物等が含まれている可能性もあります。
そのため、エクソソーム点滴を受ける際は安心安全なエクソソーム製剤を使用しているクリニックを選ぶことが重要です。
どの細胞由来のものを使用しているのか、ドナーなどの情報があるかをクリニックのホームページで確認し、不明点はカウンセリングの際に確認しましょう。
正確な情報収集
施術前に、エクソソーム点滴に関する正確な情報を収集することが大切です。
信頼性の高い医学論文や専門家の意見、実際に施術を受けた方のレビューなどを参考にし、効果とリスクをしっかりと理解しましょう。
エクソソーム点滴の注意点
治療が受けられない人
エクソソーム点滴は妊娠中や授乳中の方、がんや悪性腫瘍を治療中の方は受けることができません。
アレルギーや内服中の薬がある方は、施術前に医師への報告・相談が必要です。
エクソソーム点滴のダウンタイム
ダウンタイムは特にありません。
場合によっては注射を行った箇所に軽い痛みや赤みが生じますが、ほとんどが当日中に落ち着きます。
エクソソーム点滴でよくある質問
しかし、針を刺した部分から雑菌が入ったり、血行が良くなることによって腫れや内出血が悪化するリスクがあることから、施術当日の入浴やサウナは控えましょう。
最適な頻度は治療の目的等によっても異なりますので、詳しくはカウンセリングの際に医師にご相談ください。
エクソソーム点滴なら紀尾井町プラザクリニックへ
全身の細胞を活性化させることでエイジングケアや美肌効果、健康の維持などの効果が期待できるエクソソーム点滴。
様々なメリットがある一方で、アレルギーのリスクや献血ができなくなる等のデメリットも存在します。
それらを理解し納得したうえで上手に活用すれば、細胞レベルでの若返りが期待できます。
万が一重篤な副作用が現れたとしても、適切なケアや治療を行ってくれる信頼できる医療機関を選ぶことも重要と言えるでしょう。
また、一回の点滴で長期的な効果を得ることは難しいため、ライフスタイルやご予算に合わせて定期的な施術を受けることが大切です。
紀尾井町プラザクリニックでは、ヒト脂肪幹細胞由来のエクソソームを使用した点滴を取り扱っています。
取り扱う製剤は厳格な品質管理のもと、安全性が確認されたものを使用しています。
さらに、大学病院教授をはじめとする日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医がカウンセリングから担当し、一人ひとりの症状をしっかりとお伺いします。
他にもさまざまな点滴や施術をご用意しておりますので、それらを併用することでさらなる相乗効果が期待できます。
アクセス
- 地下鉄有楽町線：麹町駅（2番出口）から徒歩2分
- 地下鉄半蔵門線：永田町駅から徒歩6分
- 地下鉄丸の内線・銀座線：赤坂見附駅から徒歩8分
