リップアートメイクとは?魅力や注意点、施術時の痛みなど詳しく解説!

この記事の監修者
松岡伯
紀尾井町プラザクリニック 医師

日本形成外科学会認定形成外科専門医

リップアートとは|紀尾井町プラザクリニック

口紅やリップを使用しているが、飲食をしたりするとすぐに落ちてしまうため、こまめに塗り直すのが億劫、などとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「ノーメイクでも唇の血色を良くしたい」
「唇の形を理想の形に近づけたい」

そんな方におすすめの施術が今回ご紹介するリップアートメイク。

この記事では、リップアートメイクの魅力について徹底解説していきます。
注意点や施術時の痛みについてもお伝えしますので、リップアートメイクを検討されている方は、ぜひご参考にしてください。

リップアートメイクとは?

リップアートメイクとは、唇にアートメイク専用の針で小さな傷をつけ、色素を入れていく美容施術です。
唇の0.04~0.2㎜程のごく浅い部分に色素を定着させていきます。
リップアートメイクをすることで唇の血色が良くなり、ノーメイクでもリップメイクをしているかのように見せることができます。
唇に血色感があると、元気な印象を与えられたり、若々しく魅力的に見えます。
また、唇組織の可能な範囲でオーバーリップにデザインすることで人中を短く見せたり、M字リップにするなど、理想の唇の形に近づけることができます。

リップアートメイクのデザインの種類

次に、リップアートメイクにはどのようなデザインや種類があるのか、解説していきます。

フルリップ

フルリップとは、リップラインを含めた唇全体に同じ色を入れるデザインです。
唇の色ムラが気になる方や、唇のボリューム感を出したい方におすすめです。
リップラインにもしっかりと色を入れるため、はっきりとしたかっこいい唇になります。

リップライン

唇の輪郭であるリップラインのみに色を入れる方法で、輪郭のくすみが気になる人、唇の形にコンプレックスがある方におすすめです。
ただ、輪郭のみにアートメイクを入れるとノーメイク時に不自然に見えてしまう可能性があります。
そのため、アートメイクをしていない部分はリップメイクをしたり、メイクが面倒な方はフルリップやグラデーションリップでアートメイクを入れるのがおすすめです。

グラデーションリップ

グラデーションリップとは、リップラインの施術に加えて、外側から内側に向けて唇の色が徐々に薄くなるように色を入れるデザインです。
ふんわり優しい印象に仕上がります。
唇に立体感を出したい人や、ぽてっとした可愛い唇になりたい方におすすめです。

シャドウリップ

シャドウリップとは、グラデーションリップとは逆に、唇の内側から外側に向けて色が薄くなるように色を入れる方法です。
唇の輪郭をぼかしたデザインがお好きな人や、唇にふんわり感やぷっくり感を出したい方におすすめといえます。

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リップアートメイクの費用相場

リップアートの相場|紀尾井町プラザクリニック
アートメイクの中でもリップは費用が高めですが、およそ80,000円前後です。
クリニックによってはアーティストがランク付けされていて、指名料がかかる場合もあります。

ティントリップやタトゥーとの違い

リップアートメイクはターンオーバーの影響を受ける表皮に染料を入れるため、数年経過すると色が抜けて元の色味に戻っていきます。
ティントリップは唇に色素が定着しやすい化粧品ですが、リップアートメイクのように表皮まで染料を入れることができないため、色持ちは1日程度(メイクを落とすまで)です。
また、タトゥーはターンオーバーの影響を受けにくい真皮まで深く染料をいれるため、色が半永久的に残ります。

リップアートメイクのメリット

リップアートのメリット|紀尾井町プラザクリニック
次に、リップアートメイクを受けることで得られるメリットを6つご紹介していきます。

唇の色味を改善できる

ご自分の肌の色に合ったカラーを選択できるため、唇の血色が良くない方も綺麗な色味に改善することができます。
血色の良いカラーを入れることで、若々しく健康的な印象になるでしょう。

唇を好きな形に調整できる

唇の形が生まれつき左右非対称な方や、唇が薄いなどのお悩みをお持ちの方も、染料の入れ方やリップラインを少しオーバー気味に入れたりすることで、唇を好きな形に近づけることができます。
また、口角が上がったように見えるようデザインすることで、顔が全体的にリフトアップして見えるなどの効果も期待できます。

色落ちしない

リップアートメイクは皮膚の下の表皮に染料を入れるため、メイクを落とす必要がなく、汗をかいたり顔が濡れても色落ちしません。
飲食をした際に塗り直す必要がなく、マスクにリップの色がつかないなどのメリットがあります。

メイクの手間や時間を省ける

色素が定着すると色味を1~3年程度保つことができるため、これまでリップのメイクにかけていた手間や時間を短縮することができます。

顔の印象が明るくなる

リップアートメイクによって血色感があるリップになり、自然と顔の印象が明るく見えます。

すっぴんに自信が持てるようになる

メイクを落としたときに唇の血色が悪く、具合が悪そうに見えてしまうという方もいらっしゃいます。
ノーメイクでも浮かない肌色に合わせた自然なカラーを入れることで、すっぴんでも自信が持てるようになるでしょう。
似合う色が分からないという方は、施術を担当する看護師にご相談ください。

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リップアートメイクのデメリット

リップアートメイクのデメリット|紀尾井町プラザクリニック

デザインや色味の変更が難しい

リップアートメイクは色素が定着すると1~3年は色味が持続するので、一度入れるとデザインや色味の変更が難しくなります。
そのため、リップアートメイクを入れる際はデザインや色味などをよく検討し、施術者としっかりとデザインのすり合わせを行いましょう。

他のパーツに比べて腫れや痛みが出やすい

唇は皮膚が薄いため、眉毛などのアートメイクと比べると腫れや痛みが出やすいです。
具体的な痛みの感じ方としては、少しビリビリする程度、とよく表現されます。特に唇の外側を描くタイミングで痛みを感じる方が多いようです。
腫れは施術後2~3日続くことがあり、痛みは麻酔を使用することで軽減可能です。
万が一症状が強い場合でも、冷やすことで改善することが多いため、不安な方はカウンセリング時に相談しましょう。

1度で施術が完了するわけではない

初めてリップアートメイクを受ける方は色素が定着しにくいため、2回以上の施術が必要となります。
きれいに定着するまでは平均して2~3回施術が必要と言われています。
定着までは時間と費用がかかることを頭に入れておきましょう。

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効果は半永久的ではない

リップアートメイクはタトゥーと違いターンオーバーの影響を受ける表皮に染料を入れるため、半永久的に効果が持続するわけではありません。
効果を持続させたい場合は、1~3年ごとにメンテナンスを受ける必要があります。
ただ、半永久的ではないことによって、流行と共にデザインや色を変えることができるというメリットもあります。

リップアートメイクの施術の流れと術後の注意点

施術の流れ

医師の診察
唇の状態などを診察します。不安なことや分からないことがある場合は、事前に伝えておきましょう。
アートメイク担当の看護師によるカウンセリング
デザインの相談、アフターケアなどについての説明があります。
お顔のパーツとのバランスを考え、肌色に合う色味など似合うリップのデザインをご提案いたします。
デザイン
色味などの最終確認
麻酔クリームの塗布
施術
仕上がりの確認
施術後の注意事項、アフターケアなどの説明を受け、ご帰宅

施術後の注意点

個人差はありますが、施術直後は濃く発色し、皮が剥けて1週間程度で色が薄くなった後、1~2ヵ月で色が定着してきます。
また、基本的に施術後1週間は保湿のために患部にワセリンを塗って頂きます。
色落ちの原因となるため、皮がめくれてきても無理に剥がさないようにしましょう。
施術後は唇に刺激を与えないよう唇のメイクは2週間程度控え、なるべく唇をこすったり触らないようにしましょう。
熱い食べ物や辛い料理は避けて、飲み物を飲む際にはストローを使うと良いでしょう。
紫外線は色の定着を阻害してしまうため、紫外線対策もしっかりと行いましょう。

アートメイクで失敗しないための注意点

アートメイクで失敗しないための注意点|紀尾井町プラザクリニック
次に、リップアートメイクで失敗しないための注意点について解説していきます。

デザインのすり合わせをしっかり行う

リップアートメイクは一度入れると数年間は色味やデザインの変更ができません。
思い描いていたイメージと違って濃すぎたり、色むらができてしまう場合もあります。
そのため、失敗のないよう施術前に仕上がりのイメージを明確にし、施術する看護師としっかりとデザインのすり合わせを行うことが大切です。

オーバーリップをやりすぎない

人中を短く見せたり、唇を大きく見せられるオーバーリップのデザイン。
しかし、実際の唇のラインから大きくはみ出たデザインにしてしまうと、唇だけが顔の中で浮いてしまい、バランスが悪くなってしまう可能性があります。
そのため、オーバーリップのデザインをご希望の場合は、顔全体のバランスをよく見てデザインを決定すると良いでしょう。

アフターケア・術後の注意点を守る

リップアートメイクを受けた後は、唇をこすったり濡らしたりすると、感染症や色素沈着などのトラブルを起こしやすいです。
そのため、施術後は注意点を守り、適切なアフターケアを行うことが重要です。

リップアートメイクの症例写真

治療内容 皮膚に針で色素を注入し唇を描く美顔術
治療期間・回数 2回
費用 唇 2回セット 195,000円(税込価格・自由診療)
リスク・副作用 出血、内出血、赤み、痒み、腫れ、痛み

リップアートメイクのよくある質問

可能な範囲内で、基本的にはご希望の色味で施術を受けていただくことができます。
しかし、唇の状態によってご希望の色味の発色が難しい場合もあります。
基本的に施術を受けることは可能です。
しかし以前のアートメイクがオーバーリップの場合は、以前のデザインが残っていることで新しいデザインと合わない可能性があります。
心配な場合は、一度ご相談のみでお越しください。
施術時間はカウンセリング・麻酔・施術時間を含めて2時間半~3時間程度です。
あくまで目安となり多少前後することがありますので、当日のスケジュールは余裕を持ってお組みいただくことをおすすめします。

まとめ

リップアートメイクのまとめ|紀尾井町プラザクリニック
ノーメイクでも理想の唇の色味や形を保ち、メイク時間の短縮にもなると人気のリップアートメイク。
しかし、一度施術を受けると簡単には色を消すことができないので、デメリットや注意点なども十分に考慮した上で施術を受けるようにしましょう。
また、施術後は痛みや腫れなどのリスクもあります。
そのため、リップアートメイクを受ける際は信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

紀尾井町プラザクリニックでは大学病院教授をはじめとする日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が在籍し、リップアートメイクの無料カウンセリングを行っております。
皆様のお悩みを少しでも改善できるよう、気持ちに寄り添うカウンセリングを心掛けています。
施術はアートメイク専属看護師が担当します。

ご自身の持つ雰囲気や骨格に合ったオーダーメードのアートメイクをご希望の方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングへお越しください。