毛穴の開きは改善できる?原因やセルフケア・効果的な美容治療をご紹介!

毛穴の開きは改善できる?原因やセルフケア・効果的な美容治療をご紹介!

毛穴の開き|紀尾井町プラザクリニック

常に上位にあがるお肌のお悩み
「毛穴の開き」
鏡で自分の顔を覗いた時、どうしても鼻や額の毛穴の開きが気になってしまいますよね。
そんな毛穴の開きにも種類があるのはご存知でしょうか?
毛穴の開き方によって原因や治療法も異なるため、それぞれの原因に応じた適切な治療を選択することが大切です。
そこで今回の記事では、毛穴開きの原因や最適な治療法について解説していきます。

毛穴の開きとは?

毛穴の開きとは、角栓が詰まることによって毛穴が押し広げられ常に毛穴が丸く開いたままになっている状態です。
特に、頬やTゾーンに多くみられます。
毛穴の開きは、過剰な皮脂分泌や年齢を重ねることによって、目立ちやすくなります。

毛穴が開いてしまう原因

毛穴が開く原因は、大きく分けると

①皮脂の分泌過多
②角栓の詰まりや古い角質の詰まり
③ニキビ肌
④加齢
⑤肌の乾燥

の5種類に分けられます。
毛穴の開きの原因によってケアの方法や治療方法は異なります。
まず原因から解説していきます。

皮脂の分泌過多

毛穴が開く原因の1つに皮脂過多があります。
皮脂は乾燥を防ぎ肌を潤す働きがあります。
しかし、ストレスや生活習慣が崩れてしまうと、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
皮脂量が増えると、常に毛穴が開いた状態となり皮脂腺の出口が大きくなるため、毛穴の開きが目立つようになってしまいます。

肌の乾燥

肌が乾燥すると、紫外線や雑菌などの外的要因から刺激に対しての保護機能が低下します。
すると、肌は保護機能を高めるために、皮脂の分泌が活発化します。
乾燥による肌の適度な保湿が、過剰分泌を抑えるために重要になります。

角栓の詰まりや古い角質の詰まり

皮脂が過剰に分泌されて毛穴の内部に残る、また角栓になるなど、肌表面に出ていくことができない状態が続くと、毛穴が常に開きっぱなしになり目立つようになります。
特に乾燥肌の場合は、角質層の水分不足、ターンオーバーの乱れが原因で古い角質が毛穴に入り込み易くなります。
初期の「つまり毛穴」は白っぽく見えますが、そのうち角栓が酸化し黒ずんできます。
角栓のつまりは吹き出物やニキビの原因になりやすいです。

ニキビ肌

ニキビが出来やすい脂性肌の方は、皮脂腺が活発なため皮脂が溜まりやすく、毛穴が詰まるためにアクネ菌が増殖しニキビができてしまいます。
炎症しているニキビを無理やりつぶし、炎症を悪化させてしまうとニキビが治ったとしてもクレーター状になって毛穴が開いたままの状態になります。
さらに開いた部分に汚れや皮脂がたまると毛穴がより目立ってしまいます。
ニキビを気にして洗顔をしすぎたりすると、今度は必要以上の皮脂分泌が起こり毛穴の開きにつながってしまいます。

加齢

加齢による毛穴の開きは、肌のハリや弾力不足が原因のひとつです。
肌の土台となる真皮のコラーゲンやエラスチンが加齢に伴い減少すると、肌と共に毛穴が下へ広がります。
さらに、ターンオーバーのサイクルが乱れやすくなり、古い角質が肌の表面にたまると、毛穴の溝が深くなって毛穴が開く原因となります。

毛穴の開きの種類

毛穴の開きの種類|紀尾井町プラザクリニック

開き毛穴

開き毛穴とは、毛穴が大きく開いたままになっている状態のことです。
本来であれば毛穴が開いた後に閉じることで毛穴が目立ちにくくなります。
しかし、肌の水分が足りない状態が続いたり、ターンオーバーが乱れると肌表面が硬くなり、毛穴が開いたままになります。
皮脂分泌が活発になりやすいTゾーンや、皮膚が乾燥しやすい頬の毛穴に見られやすいのが特徴です。
スキンケア不足の他に、環境による乾燥や温度変化も原因として考えられます。

角栓毛穴

その名のとおり、毛穴が詰まっている状態のことです。
過剰に分泌した皮脂が毛穴に溜まり、古い角質と混ざることで毛穴を埋めるようにポツポツと白っぽい汚れが目立ち、触ると肌がザラついたりすることが特徴です。
皮脂分泌が多いTゾーンや、頬・あご・フェイスラインに目立ちやすくなります。
皮脂の分泌が盛んになることに加え、ストレスや睡眠不足が原因で角質が厚くなると、毛穴はすぐに詰まってしまいます。
すると、角栓ができる原因になるだけでなく、放置していると酸化し硬く黒ずむ毛穴になる恐れもあります。
この状態になるとセルフケアでの対処が難しくなるため、普段からこまめにケアをして、毛穴が詰まらないようにすることが大切です。

黒ずみ毛穴

毛穴が黒っぽく目立つ場合は、毛穴や皮膚表面に溜まっている汚れや古い角質が毛穴に詰まり、これらが皮脂と混ざり酸化すると黒ずみ毛穴となってしまいます。
また、毛穴の周りの皮膚が色素沈着して黒っぽく見えるケースもあります。
黒ずみ毛穴は、小鼻周りの毛穴に目立ちやすく、触るとザラつきを感じる事が特徴です。

デコボコ毛穴

デコボコした毛穴は「すり鉢毛穴」と呼ばれ、毛穴が詰まった状態や過剰な皮脂分泌が続くと酸化した皮脂が毛穴の開口部周辺に炎症を引き起こしダメージを受けることで、すり鉢状毛穴になるとされています。
また、これらの炎症によってターンオーバーの乱れに加え、角質が未熟な状態で表に出てきてしまう不全角化が生じ、毛穴周辺の皮膚を盛り上がらせてしまいデコボコとした毛穴が目立つようになります。

たるみ毛穴

加齢に伴い皮膚のコラーゲンやエラスチンの減少により肌のつやが低下すると、たるみにより毛穴が重力にひっぱられて本来であれば円形の毛穴が雫状に見えることがあります。
このような状態の毛穴を、「たるみ毛穴」と呼びます。

肌が乾燥しやすい頬に目立ちやすく、先述したように加齢による肌の弾力の低下でお悩みの方にもみられることも多いです。
「たるみ毛穴」を放置すると、毛穴同士がつながってしまい「帯状毛穴」と呼ばれる状態になります。
この状態になると顔に線があるように見えるため、老けた印象を与えてしまうでしょう。
毛穴が気になる方は、早めの対処が必要です。

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自分でできる毛穴の開きの解消法

毛穴がないように見え、つるんとなめらかな肌を手に入れるには、毎日のケア方法が何よりも大切です。
すべての毛穴トラブルに実践してほしい基本のケアをご紹介します。

適切な洗顔と保湿

皮脂の詰まりやメイク汚れが残った状態で毛穴を放置しておくと、やがて酸化し肌にダメージを与えてしまいます。
そのため、皮脂や汚れ、古い角質を取るためには、クレンジングケアが何よりも重要となってきます。
朝は洗顔、夜はクレンジング+洗顔をします。
そして洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿をしましょう。

注意点
毛穴の黒ずみをなくしたいからといって、ゴシゴシこすったりすることで、肌が傷ついたりキメが乱れたり、さらに肌が乾燥して毛穴が目立つこともあるため刺激を与えすぎないように心がけましょう。

皮脂がたくさん出るからといって、抑えるケアばかりしていては逆効果です。
乾燥をしているとバリア機能が低下してしまい、肌を守ろうと皮脂がより分泌されてしまうため、保湿はマストと心得ましょう。

朝晩のスキンケア

STEP.1
化粧水をたっぷりつけ肌に水分をしっかりと与え、毛穴を潤わせる
STEP.2
タイトル2
乳液かクリームでフタをする。


しっかり保湿をすることで周囲の肌もふっくらするなど、毛穴が目立ちにくくなります。

食生活の見直し

毛穴の開き解消法|紀尾井町プラザクリニック

肌は食生活の影響を受けます。
そのため、バランスの良い食事を心がけることで健康な肌につながります。
どんな栄養素もバランスよく摂ることが大切です。
しかし仕事や家事が忙しくなると、食事を抜いたり偏った食事を済ませがちになるため、以下の栄養を意識して摂取するようにしましょう。

摂取したいたい栄養 ・たんぱく質(肌や髪を作る基礎になる)
卵、魚、肉類全般、大豆製品、乳製品など
・ビタミンA(皮膚や粘膜を健康な状態に保つ)
レバー、卵黄、緑黄色野菜など
・ビタミンC(コラーゲンの増生効果がある)
じゃがいも、ブロッコリー、フルーツ全般など
・ビタミンE(脂質の酸化を防ぎ、血行促進効果がある)
アーモンド、植物油(菜種油、ヒマワリ油)など
・ビタミンB群(皮膚や粘膜を健康な状態に保つ)
レバー、ウナギ、カツオ、マグロ、乳製品、卵など

食事だけで摂取が難しい場合は、サプリメントを一緒にとることもおすすめです。
サプリメントは、食事だけでは摂取しきれない栄養素を手軽に摂取できます。
例えば、鉄や亜鉛は肌トラブルを回避するために欠かせない栄養素ですが、吸収率が低く、食事だけでは不足しやすい栄養素です。
そこでサプリメントを活用すれば、不足した栄養素を効率よく取り入れることができます。

紫外線対策

紫外線の影響で、しみやそばかすが出来てしまうこと以外にも、お肌の悩みに紫外線は大きく影響しています。

紫外線対策の種類

紫外線にはUV-AUV-Bがあります。
中でも、UV-Aは紫外線の約9割を占め、肌の深いところまで届く紫外線です。
肌に急激なダメージは与えないものの、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチン繊維を破壊し肌の老化を加速させ、毛穴の開きやしわ、たるみなどの光老化を引き起こします。
さらに、肌のバリア機能も壊され、乾燥しやすくなることで皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴の開きにつながります。
外に出る時には日焼け止めを塗るように心がけましょう。

日焼け止めの使用のポイント

日焼け止めの使用のポイントをご紹介します。

室内にいることが多いのであればSPF15〜30のものを選ぶ。

SPFとは、UV-Bの対策に効果的です。
UV-Bは、夏に日光に当たると黒くなる原因になる紫外線です。
さらに、SPFだけでなくPAも大切です!
PAは、UV-Aの対策に効果があります。
PAは4つの段階で表示されています。

PA+ =効果がある
PA++=効果がかなりある
PA+++=効果が非常にある
PA++++=効果が極めて高い

日差しが強い時期には、PA+++~PA++++の日焼け止めがおすすめです。
SPF、PAの数値が高ければ高いほど良いと思われがちですが、数値が高い分肌への負担も大きくなります。
日焼け止めはライフスタイルに合わせて使い分けるようにしましょう。

紫外線対策|紀尾井町プラザクリニック

こまめに日焼け止めを塗りなおす

朝、きちんと日焼け止めを塗っても、塗り直しをしないと日焼け止めの効果はキープできません。
日焼け止めの効果を保つためには、2〜3時間おきに塗り直しをするようにしましょう。
また汗をかく時期は、汗とともに日焼け止めも流れてしまうためすぐに塗り直しが必要です。
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美容クリニックでできる毛穴の開きの主な治療

毛穴治療には、さまざまな施術があります。
毛穴のタイプにあわせて施術を組み合わせることでより効果を得ることができます。

コラーゲンピール

「たるみ毛穴」の原因として、加齢による肌のたるみが考えられます。
真皮にあるコラーゲンが減少すると、肌のハリや弾力が低下します。
皮膚が下に引っ張られ、毛穴が広がります。
毛穴開きを放置すると角栓が詰まり、黒ずみを引き起こすため、早めの対処が必要です。

コラーゲンピールは、コラーゲンの増生を促すことで、毛穴の引き締め効果が期待できます。
またコラーゲンピールにはコウジ酸が含まれるためメラニン色素の生成を抑える働きがあり、たるみが軽減するだけでなく、「黒ずみ毛穴」を目立ちにくくすることが期待できます。
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ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、肌の角質を取り除く美容治療です。
当院ではサリチル酸マクロゴールを使用し、古くなった角質を溶かし肌のターンオーバーを整え、角質層同士の結びつきを弱めることで新しい角層の生成を促進します。
ターンオーバーが乱れると毛穴が詰まり、毛穴が広がるため、毛穴詰まりを落とすためにはケミカルピーリングがおすすめです。

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フォトフェイシャルM22

フォトフェイシャルM22には波長の違うフィルターがあり、さまざまな毛穴の種類に対して治療を行うことができます。
真皮層まで届く波長を使用すると、コラーゲンの生成が促され肌の内部からハリや引き締め効果が期待できます。
「開き毛穴」「たるみ毛穴」が気になる方におすすめです。
また、毛穴周囲の色素沈着に対しても効果が期待できるため「黒ずみ毛穴」でお悩みの方にもおすすめです。

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ダーマペン4

ダーマペン4は、髪の毛よりも細い、超極細の針を肌にあて、肌表面に微小な穴をあけます。
肌は傷を負った状態となるため、肌自身の傷を治そうとする力(創傷治癒)を促すことで、傷を修復して元に戻ろうとします。
その過程で真皮の線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンが増殖します。
これらの作用で新陳代謝が促進され、肌のターンオーバーが正常に戻り、肌が再生されることで肌質が改善されます。「開き毛穴」や「たるみ毛穴」「デコボコ毛穴」が改善され、滑らかな肌に仕上がります。
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ダーマペン4はデメリットがいっぱい?メリットとデメリットを解説

水光注射

水光注射とは専用の注入機器で、ヒアルロン酸を中心とした美容成分を肌の浅い部分に直接注射する施術です。
お顔全体に微細な針傷をつくり、美容成分の効果に加えて創傷治癒効果によってコラーゲン生成を促し、毛穴の引き締め効果が期待できます。
またボトックス入りの水光注射を行うことで、皮脂の過剰分泌を抑えられます。
ピーリング治療や光治療と合わせることでより、毛穴の詰まり改善、引き締め効果が期待できます。
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毛穴の開きに関するよくある質問

患者様のお肌の状態や満足度によって異なりますが、一般的に5〜6回を目安として受けていただくと良いでしょう。
一定期間しっかり施術を受けることで、より効果が期待できます。
毛穴を目立ちにくくするためには、ビタミンA、ビタミンB1・B2・B6、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、タンパク質などの栄養素を含む食べ物がおすすめですが、食事で補えない分をサプリメントで補うと良いでしょう。
男性女性に関わらず、上記で紹介した施術をお受けいただけます。
お肌の状態によっては、合わない施術もあるためクリニックでカウンセリングを受けると良いでしょう。

効果を実感したいなら美容クリニックでの治療がおすすめ

今回のコラムでは毛穴の開きについてご紹介しました。
年齢問わず気になる毛穴の開きには、スキンケアから意識することで改善できます。
しかし、セルフケアだけでは難しいため、美容皮膚科での治療を検討してみるのも良いでしょう。
より効果的に毛穴の悩みが改善できるかもしれません。

紀尾井町プラザクリニックでは、大学病院教授をはじめとする日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本形成外科学会認定形成外科専門医がカウンセリングから担当し、患者様の持つお悩みをお伺いし、1人ひとりの肌の状態に合った施術をご提案いたします。
毛穴を気にすることのない、自信の持てる肌を目指して治療を始めてみませんか。


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この記事の監修者

松岡伯

matsuokahaku

  • 日本形成外科学会認定形成外科専門医

治療内容の説明の際には、難しい医学専門用語を多用せず、なるべく分かりやすい言葉に変換しながら、患者様のお話し、お悩みをじっくり伺うよう努めております。これまでの知見や経験をフル稼働しつつ、日々進歩する施術もしっかり取り入れられるよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。

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