クマ取りの種類とメリット・デメリットとは?後悔しない為の対策も解説

クマ取りの種類とメリット・デメリットとは?後悔しない為の対策も解説

老けて見えたり、時には不健康に見えてしまう目の下のクマ。
マッサージや化粧品などのセルフケアではなかなか改善せず、長年お悩みの方も多いのではないでしょうか。
このようなお悩みは、クマ取りの施術で治療をすることができます。
しかし、どのような施術にも副作用などのデメリットがあります。
そこで、この記事ではクマ取りの種類とメリット・デメリット、後悔しないための対策について解説していきます。
クマ取りの施術についてご興味のある方は、ぜひご参考にしてください。

目の下のクマ取りとは?

目の下のクマ取りとは、下まぶたの裏側から目の下のふくらみの元となる脂肪を取り出す施術です。
まぶたの裏側の粘膜側から施術を行いますので、傷痕は見えず、抜糸の必要もありません。
目の下のふくらみ(眼窩脂肪)は、加齢によって突出してきたり、骨格により生まれつきある方もいらっしゃいます。
主に、目の下の脂肪が下まぶたのほうに突出することで目の下がふくらみ、その下に凹みができたりして、クマとして認識されます。
また、目の下の脂肪が多い場合、長期間放置しておくことにより、それ自体が皮膚のたるみを悪化させる可能性もあります。
そのため、目の下のふくらみは早いうちに除去しておいたほうが目元のたるみ予防にもつながります。

目の下のたるみやふくらみの原因

目の下のふくらみやたるみは黒クマとも呼ばれますが、これは皮膚が黒く変色しているわけではなく、目の下のふくらみの影が黒く見えているものです。
目の下にある眼窩脂肪が加齢とともに下がった眼球の重さによって押しつぶされ、前に出てくることによりふくらみができ、その下に影ができて黒く見えてしまいます。
また、年を重ねることで顔の皮膚全体が下に下がるとともに、目の周りの筋肉である眼輪筋が衰え、皮膚の下にある皮下脂肪やコラーゲン、エラスチンが減少し、くぼんでしまうことでできる黒クマの場合もあります。
太っている方に比べ、皮下脂肪が比較的少ない痩せ型の方に多いといわれています。
パソコンやスマートフォンを長時間使用することで、自然と瞬きが少なくなり、目の周りの血行が悪くなったり、眼輪筋が衰えることがあります。
このようなことも目の下がくぼんでしまう原因の一つです。

目の下のクマの種類

目の下のクマは大きく3種類に分けられます。ここでは、それぞれのクマについて解説します。

青クマ

目の下の血行不良によって引き起こされる青っぽいクマのことを一般的に「青クマ」と呼びます。
目尻を引っ張っても、青い部分は動くことなく留まるのが特徴です。
目の下の皮膚は、顔の他の皮膚に比べて1/3程度の薄さで、すぐ下にある眼輪筋という筋肉の色が透けて見えやすいです。
睡眠不足や疲労によって眼輪筋の血流が悪く、静脈血がうっ血している状態だと、暗い色が透けて見えてしまい、これが青クマの原因となります。
冷え性の方や色白で静脈が透けやすい方、目の下の皮膚が薄い方に見られやすい傾向があります。

黒クマ

「黒クマ」は、影クマ、たるみクマとも呼ばれ、目の下にある眼窩脂肪が、加齢とともに少し下がった眼球の重さによって押しつぶされ、前に出てきてしまうことが原因です。
目尻を横に引っ張ってみると、黒い影が目立たなくなる場合は黒クマの可能性が高いです。
また、逆に目の下が痩せてくぼんでできる黒クマもあります。
加齢とともに顔の骨が縮んだり、頬の脂肪が下垂したりして頬のボリュームがなくなることにより発生します。
太っている方に比べ、皮下脂肪が比較的少ない痩せ型の方に多いといわれています。

茶クマ

主にメラニンの沈着によって引き起こされる茶色っぽいクマのことを一般的に「茶クマ」と呼びます。
皮膚へ刺激が加わることで、変色し、色素沈着してしまったものです。
皮膚自体が変色してしまっているので、目尻を引っ張ってみると、茶色い部分はそのまま引っ張られて動くのが特徴です。
原因としては、花粉症やアトピーなどの影響により目をこすったり、メイク・日焼けなどによってできる色素沈着によるものが多いです。
他にも、まつ毛の育毛剤に使用されるプロスタグランジン関連薬は薬剤が下まぶたに付着することによって色素沈着が生じ、茶クマになることがあります。
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目の下のクマ取り施術の種類とメリット・デメリット

目の下のクマ治療は、クマのタイプや原因に合わせて適切な治療を行うことが大切です。
ここでは、それぞれの施術の種類とメリット・デメリットについて解説していきます。

下まぶたのたるみ取り

下まぶたのたるみ取りは、下まぶたの余った皮膚や、たるんで前方に突出してきた脂肪を切除して、すっきりした目の印象にする手術です。
重度のたるみにも対応が可能で、まつ毛の付け根のすぐそばを切開しますが、この部位の傷は通常治癒するとほぼ目立たなくなります。
メリットとしては、脂肪だけでなく、余分な皮膚を取り除くことができるので、たるみの影ができにくくなり、クマの解消が期待できます。目の下の脂肪によりたるみが多く出ている方におすすめです。
また、デメリットとしては、メスで皮膚を切開するためダウンタイムが長く、術後は約1週間後に抜糸が必要となります。目立つ腫れや内出血は1~2週間で徐々に改善していきます。

脱脂

脱脂手術とは、下まぶたの裏側から切開して眼窩脂肪を取り除き、皮膚のたるみやクマを改善する手術です。
余分な脂肪を取り除くことにより、若々しい印象になります。
目の下の裏側の結膜を切開するため、表面に傷跡が残らない点がメリットです。
デメリットとしては、術後は翌日~1週間程度腫れることがあります。
内出血が起こる場合もありますが、通常1~2週間で黄色くなり目立たなくなります。
また、約1週間は血混じりの涙が出ることがあります。
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ヒアルロン酸注射

目の下にヒアルロン酸を注入することで、目の下のくぼみを解消し影が目立たなくなり、クマの改善が期待できます。
青クマと黒クマの改善に効果があります。
メリットとしては、メスを使わずに肌に自然なハリを与えてクマを目立たなくさせることができます。
また、傷痕は注射の針穴のみで、直後からメイクが可能です。
持続はヒアルロン酸の種類によって異なりますが、約数ヵ月~2年程度です。
デメリットとしては、効果を継続させるために、定期的に施術を受ける必要があります。
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脱脂手術の特徴・メリット

次に、目の下のクマ取り施術の中で人気のある脱脂手術のメリットについて、詳しく解説していきます。

ダウンタイムが短い

脱脂手術は下まぶたをめくった部分を切開するため、ダウンタイムが短い点がメリットです。
施術後から腫れが少なく、あったとしても数日で落ち着くことがほとんどです。
また、1週間程度目のかすみや内出血が起こることもありますが、1~2週間で落ち着きます。
抜糸の必要もなく、施術当日からシャワーも可能で、翌日からアイメイクも可能です。

施術時間が短い

手術時間は約30分程と短いので、負担が少なく施術を受けることができます。

傷跡がわかりにくい

まぶたの裏側をわずかに切開するのみのため、傷痕が表に見えることはなく、施術直後でもほとんど目立たない点もメリットです。
傷痕が残ることに不安を感じる方は、脱脂手術がおすすめです。

持続力がある

クマの原因である眼窩脂肪は、一度除去すれば元に戻ることはありません。
まれに加齢によって眼窩脂肪が前へ突出してしまうことで再発してしまうことがありますが、多くの場合、一度の施術で効果が持続します。

脱脂手術のデメリット・注意点

ダウンタイムがある

短いとはいえ、脱脂手術にはダウンタイムが存在します。
痛みや腫れ、内出血といった症状が見られる可能性がありますが、1~2週間ほどで落ち着きます。
万が一症状が出てきた場合でも、メイクや眼鏡、サングラス等で隠せる程度です。

左右差が生じる可能性がある

人の顔はもともと左右差があり、目の下の脂肪の量も左右で異なります。
そのため、手術で完全に左右対称に仕上げることは難しいものです。
左右差を可能な限り自然な仕上がりにしたい場合は、経験のある医師に施術を依頼すると良いでしょう。

小ジワが発生することが稀にある

手術後、脂肪を除去した部分の皮膚が余ってしまうと、脂肪が取れた分、たるんだ皮膚が小じわとして増えてしまう可能性があります。
脱脂後に増えた小じわが気になる場合は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入を行うことで改善が期待できます。
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目の下のクマ取りで後悔しない為に

目の下のクマを取る方法はいくつかありますが、ネット上ではクマ取りを受けて後悔したという声もいくつか見受けられます。
せっかく受けたクマ取りで効果がなかったらがっかりしてしまいますし、クマ取りを受けたこと自体を後悔してしまう可能性があります。
ここでは、目の下のクマ取りで後悔しないためのポイントについて解説していきます。

仕上がりイメージをしっかり医師に伝える

目元は顔の印象を左右する重要なパーツのため、ご自身が持っている仕上がりイメージをしっかりと医師に伝えておくことが重要です。
仕上がりイメージが医師に伝わっていないと、手術後にイメージと異なる仕上がりになってしまった、などのトラブルが起きる可能性があります。
ご自分の希望するイメージを医師に伝えておくことで、理想に近い仕上がりに近づけるでしょう。

デメリット・リスクを事前に把握しておく

1回の施術で効果を実感しやすく、効果が長く持続するなどクマ取りは多くのメリットがある治療法ですが、リスクやデメリットも存在します。
施術を受けてから思っていた仕上がりと違う、などというトラブルを予防するためにも、クマ取りを受ける場合は上記のデメリット・リスクも把握しておきましょう。

自分に適したクマ取りの種類を知っておく

クマ取りにはいくつもの方法があり、切る方法や切らない方法など、さまざまです。
また、目の下のクマは種類が複数あり、いくつかが重なり合っていることも珍しくありません。
大切なことは、ご自身の症状に合ったクマ取りの方法を見極めるということです。
ご自分ではこの方法が合うと考えていても、カウンセリング時に医師からは別の提案がある可能性があります。
その場合は、なぜその提案になるのか、医師からの説明を聞き、納得してから施術を受けるようにしましょう。

納得できるまでカウンセリングを受ける

カウンセリングでは、まず医師が診察を行い、患者様の希望をお伺いし、希望を実現するための提案を行っていきます。
その際に、クマ取りの効果だけでなく、リスクやダウンタイムについての説明もあるので、それらについても納得した上で、施術を受けるようにしましょう。

目の下のクマ取り治療についてのよくある質問

眼精疲労や血行不良が原因の場合は、血行が促進されるマッサージは効果的といえますが、加齢が原因の脂肪によって押し出された目の下のふくらみやたるみの改善は難しいです。むやみにマッサージをしてしまうと摩擦により色素沈着などの原因となる場合もあるため、原因をしっかりと見極めることが大切です。
目の下のクマ取りの施術はどれも保険適用外の自由診療となります。

まとめ

この記事では、クマ取りの種類とメリット・デメリット、後悔しないための対策についてご紹介しました。
勇気を出して受けたクマ取りで、効果を実感できなかったり、イメージとは違う仕上がりになってしまったなどのトラブルに見舞われると、残念な気持ちになってしまいます。
しかし、施術前にクマ取りの知識を身に付けておくことで、ある程度はトラブルを回避することができます。
目の下のクマ取り治療において後悔しないためには、クリニックのホームページや医師の症例などを確認し、納得してから治療に臨むことが大切です。しっかりとカウンセリングを受け、ご自分に合った施術を受けるようにしましょう。

紀尾井町プラザクリニックでは、大学病院教授をはじめとする日本形成外科学会認定形成外科専門医がカウンセリングから担当し、あなたの目元に対するお悩みや理想とする二重をご提案いたします
価格やアクセスなどクリニックの選び方は様々ありますが、本当に大切なポイントは信頼できるクリニックであるかどうかです。
カウンセリングは無料となっており、自分の理想とする目元を手に入れたいという方は、ぜひ当院のクマ取り施術をご検討してみてはいかがでしょうか。
まずはお気軽にご連絡ください。
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この記事の監修者

松岡伯

matsuokahaku

  • 日本形成外科学会認定形成外科専門医

治療内容の説明の際には、難しい医学専門用語を多用せず、なるべく分かりやすい言葉に変換しながら、患者様のお話し、お悩みをじっくり伺うよう努めております。これまでの知見や経験をフル稼働しつつ、日々進歩する施術もしっかり取り入れられるよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。

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