【ヒアルロン酸注射の効果】期待できる効果やメリット・デメリットについて解説

【ヒアルロン酸注射の効果】期待できる効果やメリット・デメリットについて解説

ヒアルロン酸注射の効果|紀尾井町プラザクリニック

ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在し、肌の潤いを保つ役割を果たしています。
保水効果が高く、化粧品やサプリメントなどでも幅広く使用されています。
美容医療におけるヒアルロン酸注射は、人気の高い治療の一つです。
しかし、針を刺すことへの不安や副作用のリスクなどから治療を躊躇している方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

ヒアルロン酸注射は、適切な治療を受けることで、しわやたるみを自然に改善することができ、施術を受けたその日から効果を実感することができる治療です。
この記事では、ヒアルロン酸注射の期待できる効果やメリット・デメリットについて解説します。

ヒアルロン酸注射の特徴

ヒアルロン酸はもともと人の体内に存在する成分で、関節や眼球、皮膚などに多く含まれています。
優れた保水力を持ち、肌のハリや弾力を保ったり、組織をつなぎとめる役割を担っています。
しかし、30代頃から加齢とともに徐々に少なくなっていき、それによりしわやたるみの原因となります。
ヒアルロン酸を皮膚の下に注入することで、しわ、小じわ、表情じわ、ほうれい線、くぼみ、ボリューム減少やたるみを改善する効果があります。また、鼻を高くしたり、あごを出したり、唇をふっくらさせることもできます。
さらに、ヒアルロン酸注射は肌のハリと弾力を改善し、健康的な若々しいお肌に導きます。

ヒアルロン酸注射で期待できる効果

ここでは、ヒアルロン酸注射で期待できる効果について解説していきます。

輪郭形成

気になる輪郭の部分にヒアルロン酸を注入して、お顔のバランスを整えることができます。
頬、あご、こめかみ、額など、お顔の中でボリュームを出したい部分にヒアルロン酸を注入します。
あごにヒアルロン酸を注入することで、輪郭がすっきりとし、小顔効果も期待できます。

ヒアルロン酸症例写真|紀尾井町プラザクリニック

治療内容ヒアルロン酸注入(あごの輪郭を整える治療)
治療期間・回数1回
費用1本1cc 88 ,000円(税込価格・自由診療)
リスク・副作用腫れ、むくみ、内出血、一時的な痛み、違和感、左右非対称等

しわ・たるみ・ほうれい線改善

ほうれい線とは、鼻の両脇から口元に向かって左右に出てくるハの字型のしわのことで、鼻唇溝とも呼ばれ、顔の老化を感じさせる一因と言われています。
年齢を重ねるとともに気になってくる、目の周りの小じわ、ほうれい線、眉間のしわやたるみにヒアルロン酸を注入することで、ふっくらとした目元や口元に導きます。
溝の部分にヒアルロン酸を注入して持ち上げることで、しわを改善します。

涙袋・ふっくらとした唇形成

涙袋へヒアルロン酸を注入することで、目が大きく見える、顔に立体感が出るなどの効果が期待できます。
また、唇へ注入することで唇をふっくらとさせボリュームを出すほか、なりたい唇の形に形成したり、しわを改善する効果が期待できます。

鼻を高くする

ヒアルロン酸を鼻筋に注入することで、鼻を高くすることができます。鼻筋もスッと通るため、相対的に鼻先が細く見え、小鼻も小さく見えやすくなります。

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ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット

ヒアルロン酸注射のメリット

施術時間が15分程度と短い

ヒアルロン酸を注入する箇所にもよりますが、15分程度で施術が終了します。
麻酔時間等も含めると30分~1時間程度となりますが、比較的短時間で施術が終わるため、仕事帰りや空いた時間で施術を受けることが可能です。

ダウンタイムが短い

ヒアルロン酸注射は切開をしないため、切開による施術と比べると体への負担を抑えることができます。施術後のダウンタイムも比較的短いです。
人によっては腫れ・内出血・赤みなどの症状が出ることがありますが、ほとんどの場合は数日から数週間程度で自然と治まります。施術後も翌日からメイクが可能なので、長期のお休みを取るのが難しい方や施術を受けたことを周囲に気づかれたくない方におすすめです。

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは?部位毎の症状や長引かせないポイントも紹介

効果がすぐに実感できる

美容施術の中には施術後数週間経たないと効果が実感できないものがありますが、ヒアルロン酸注射は注入したヒアルロン酸が肌を内側から持ち上げたりたるみを引き上げたりするため、施術直後から効果を実感できることが多いです。

ヒアルロン酸注射のデメリット

内出血や腫れなどの症状が出る可能性がある

ヒアルロン酸注射には内出血や腫れ、感染、アレルギー、血流障害などの副作用やリスクがあります。これは注入量や注入箇所など医師の技術力による部分もありますが、その方の体質なども関係しています。このようなリスクを出来る限り避けるためにも、信頼できる医師による施術を受けるようにしましょう。

効果は永久ではない

ヒアルロン酸は時間経過とともに体内に吸収される成分のため、その効果は永久には持続しません。詳しい持続期間は後述しますが、効果を長く保ちたい場合は、繰り返しの注入がおすすめです。
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ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい持続する?

ヒアルロン酸注射の持続|紀尾井町プラザクリニック

ヒアルロン酸注射の持続期間

ヒアルロン酸の持続期間は使用するヒアルロン酸の種類・注入回数によっても異なりますが、一般的には注入後2週間で安定し6〜18ヵ月程度の期間、効果が持続します。
持続期間には個人差があるため、担当する医師に事前に確認しましょう。

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【ヒアルロン酸】持続期間はどれくらい?長持ちさせる方法や注意点を紹介

ヒアルロン酸注射を長持ちさせる方法

施術部位に適したヒアルロン酸を選ぶ

ヒアルロン酸製剤の種類は豊富にあり、種類ごとにそれぞれ適した部位があります。
効果を長持ちさせるには、ヒアルロン酸製剤の種類にこだわることが重要です。施術部位によっては、単に持続力が長い物が良いというわけではないため、注入部位に適した製剤を選ぶとよいでしょう。一般的に、硬めの製剤は鼻やあごなどの輪郭部に、柔らかめの製剤は小じわに有効とされています。

品質の高い製剤を選ぶ

効果が持続しやすいヒアルロン酸製剤は価格が高めに設定されている傾向にありますが、持続期間を考えた際に注入回数が少ないため、長期で考えた場合安価で済む可能性があります。
ご自分でヒアルロン酸の種類を選択するのではなく、カウンセリングの際に担当医師にご自分に合ったものを選択してもらうようにしましょう。

継続して施術を受ける

ヒアルロン酸は、繰り返し受け続けることで体内への吸収スピードが緩やかになり、その部位に残存することで持ちがよくなる傾向があります。
これは、継続的に体内に注入することで、その周辺にコラーゲンの膜ができ、ヒアルロン酸の吸収を妨げているからだと言われています。
そのため、最初は持続力が思っていたよりも短いと感じるかもしれません。
継続的に注入することで効果が長持ちするようになるため、定期的に注入することがより効果的です。
注入量や適切な注入時期などは、担当の医師と相談しましょう。

技術力の高い医師の施術を受ける

施術を担当する医師の技術力によってもヒアルロン酸の効果持続期間は左右されます。
注入方法や注入量が適切でなければ、効果の持続期間や仕上がりに大きな差が生まれるだけでなく、トラブルにつながる恐れもあるため注意が必要です。

納得してヒアルロン酸注射を受けるためには、クリニックのホームページを確認することも大切です。
クリニックの経営理念や院内の様子などを確認し、自分の希望に合った医師に担当をしてもらえるかどうかまでを確認しましょう。
また、ヒアルロン酸に対する考え方の違いや薬剤についての知識が医師によって様々であるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
実績と合わせてご自身に合うクリニック・医師選びの参考にしましょう。

ヒアルロン酸注射の副作用やリスク

痛み

施術に使用するヒアルロン酸製剤の多くには、局所麻酔が含まれています。
施術後数時間で麻酔が切れてくると、じんじんとした鈍い痛みを感じることがあります。
通常は2~3日で落ち着いていきますが、痛みが長引く場合や強すぎる場合は、施術を受けたクリニックへ相談しましょう。

また、注射時には針を刺す痛みを感じますが、痛みの軽減のために麻酔クリームを使用したり、クーリングをしてから施術を行うクリニックもあります。
クリニックによって対応方法は異なりますので、心配な場合は施術前に確認しましょう。

赤み・腫れ

施術後2~3日の間は、赤みや腫れが生じる場合があります。
しかし、症状は軽度で、ファンデーションやコンシーラーで隠すことができる程度のことがほとんどです。
基本的には徐々に引いていき、長くても1週間程度で落ち着きます。
ヒアルロン酸注入後の赤みや腫れは、比較的高頻度で発生しやすい症状です。
大切なイベントを控えている方は、直前の施術はなるべく避けましょう。ダウンタイムを考慮して、施術の日程を決めるのがおすすめです。

内出血

ヒアルロン酸を注入する際に注射針が毛細血管に当たってしまうと、内出血が起こる場合があります。
特に目周りやほうれい線などの皮膚の薄い部分は内出血が起こりやすいです。

内出血は見た目にも分かりやすいため、施術後に心配になってしまう方もいるかもしれませんが、基本的には数日から2週間ほどで落ち着きます。
なるべく血管を傷つけないように、極細の注射針を使用しているクリニックもあります。
また、止血をしっかりするなど、施術時の医師の対応も重要となってくるため、技術のある医師のいるクリニックを選ぶとよいでしょう。

むくみ

ヒアルロン酸は保水力が非常に高く、皮膚組織の中で水分を吸収するため、まれに施術後むくんで大きく見えてしまうことがあります。
むくみは目元や口元など、皮膚が薄い部位に施術した際に現れやすいです。
基本的には徐々に馴染んでいきますが、完全にむくみが消えるまでは1~2週間ほどかかる場合もあります。

ヒアルロン酸注射の注意点

ヒアルロン酸注射の注意点

ヒアルロン酸注射ができない人

以下の方は、ヒアルロン酸注射をすることが出来ません。

受けられない人 ・妊娠中または妊娠の可能性がある方
・授乳中の方

以下の方は施術を受けることができない可能性があります。
詳しくは診察時に医師にご相談ください。

受けられない可能性がある人 ・ヒアルロン酸に対してアレルギーを起こしたことがある方
・局所麻酔薬に対してアレルギーを起こしたことがある方
・自己免疫疾患をお持ちの方
・ステロイド内服中の方
・糖尿病の方
・抗凝固薬を使用中の方

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効果を維持するには継続的な施術が必要

ヒアルロン酸は時間が経過するとともに体内に吸収されてしまうため、効果を維持するためには継続的な注入が必要になります。
使用する製剤の種類やその方の体質によっても持続期間は異なりますが、継続的に効果を実感したい方は、半年から1年に一度程のペースで施術を繰り返し行っていただくと良いでしょう。

ダウンタイムが長引いた際はすぐにクリニックへ相談

非常にまれですが、ヒアルロン酸注射によって以下のような重篤な副作用やアレルギー症状が起きる可能性もゼロではありません。

血管閉塞

ヒアルロン酸を血管内に注入してしまうと、血管が塞がることで血流障害が生じ、その先へ必要な酸素や栄養が行き届かなくなってしまいます。
血管閉塞が起こるのは非常にまれですが、最悪皮膚が壊死したり失明したりする可能性があります。
血管閉塞が起こらないようカニューレで注入するなど、工夫をすることで避けることができます。
万が一、起こってしまった場合はヒアルロン酸溶解注射を打つことでヒアルロン酸製剤を溶解し、血管閉塞を阻止します。

感染

まれですが、注入したヒアルロン酸の周囲にバイオフィルムと呼ばれる菌膜が形成されることで、感染が生じることがあります。
重度の糖尿病の方、何らかの病気などで免疫力が低下している方などへヒアルロン酸を大量に注入した場合に発症しやすいと言われています。
万が一感染症が生じてしまった場合は、ヒアルロン酸溶解注射でヒアルロン酸製剤を溶かし、抗生物質を投与します。

アレルギー症状

ヒアルロン酸自体はもともと体内に存在する成分なので、アレルギーは起こりにくいとされていますが、まれにヒアルロン酸注射に含まれる添加物や、質の低い製剤に含まれる不純物でアレルギー反応が起こる場合があります。
アレルギーの症状は大きく分けて

「即時型のアレルギー症状」
「遅延型のアレルギー症状」

の2つがあります。

即時型のアレルギー

即時型はヒアルロン酸注入後、数分から数時間で蕁麻疹やかゆみ、発疹、血管浮腫などが現れます。
血圧低下を併発する場合もあるため、アレルギー症状が見られたら速やかに医師に報告し治療する必要があります。

遅延型のアレルギー

数日から数ヵ月後に痛みや熱感、腫れや赤みなどが現れます。
急に強い痛みや腫れ・赤みが生じたり、1ヵ月以上経過しても副作用の症状が治まらない場合は、早めにクリニックへ相談しましょう。

ヒアルロン酸注射でよくある質問

注入する部位にもよりますが、大体10~20分程度です。
ヒアルロン酸を注入する際は、局所麻酔を行うクリニックが多いです。
紀尾井町プラザクリニックでは、塗るタイプの麻酔クリームを使用しています。
針を刺す際にチクッとした感覚はありますが、我慢できない程ではありません。
不安が強い方や痛みに弱い方はクーリングを行うことも可能ですので、カウンセリングの際にご相談ください。

ヒアルロン酸治療のことなら「紀尾井町プラザクリニック」へ

ヒアルロン酸注射はお顔のしわやたるみを改善し、エイジングケアだけではなく、周囲にも気づかれにくい人気の施術です。
痛みや内出血などのリスクもありますが、適切な部位に適切な方法・注入量で注入すれば自然な仕上がりを目指すことが可能です。
ダウンタイムも比較的短く、施術を受けたその日から効果を実感する方も多くいらっしゃいます。

紀尾井町プラザクリニックでは大学病院教授をはじめとする日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が在籍し、ヒアルロン酸注射の無料カウンセリングを行っております。
皆様のお悩みを少しでも改善できるよう、気持ちに寄り添うカウンセリングを心掛けています。
美容クリニックが初めてという方も歓迎しています。
今後施術をご検討されている方は、本記事を参考にご自身に最適なヒアルロン酸注射を受けるようにしてください。

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この記事の監修者

石原 久子

hisako-ishihara

  • 順天堂大学医学部形成外科学講座非常勤助教

  • 日本形成外科学会認定形成外科専門医

  • 医学博士

患者さまが安心できる雰囲気作りを心がけています。そのためにしっかりとカウンセリングを行い最適な治療を提案します。不安なことがあれば何でもお話いただきたいです。皆さまが笑顔でお帰りいただけるお手伝いが出来ればと思います。

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