NMN点滴での若返りに危険性は?何歳から接種するのが良い?

この記事の監修者
松岡伯
紀尾井町プラザクリニック 医師

日本形成外科学会認定形成外科専門医

NMN点滴での若返りに危険性は?|紀尾井町プラザクリニック

「NMN」は若返りを期待できる成分として、近年世界中で話題になっています。

しかし、NMNのエイジングケア効果に興味はあっても、実際に施術を考えた際に身体にとって危険性はないのかと躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。
様々な研究でNMNは安全に摂取できることが明らかになっており、さらに若返り効果以外にも様々な効果があることが分かっています。

この記事では、NMNの安全性と若返りにより効果的な摂取方法について詳しく解説していきます。
まずはNMNの効果や摂取について理解を深めてみませんか。

NMNに危険性はある?

NMNはビタミンB3の一種であり、枝豆、ブロッコリー、アボカドなどの様々な食品の中にも含まれている栄養素であるため、NMNを摂取しても健康に害はほとんどありません。
また、健康な日本人の男女にNMNを経口投与した研究では、人体に害のある反応は見られず、NMNは安全に摂取できることが明らかになっています。
(引用)抗老化作用を発揮する栄養成分ニコチンアミドモノモノヌクレオチド(NMN)のヒトでの安全性、代謝への影響を解明,豊田大学,2022
https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20220412.pdf

NMNが若返りに効果的な理由

NMN点滴が若返りに有効な理由|紀尾井町プラザクリニック

老化のメカニズム

子どものころなどは、傷ついたり機能の低下した細胞は取り除かれ、新しい細胞が補充されることで、組織としての機能を保ち、老化を防ぐことができます。
しかし、年齢と共に細胞が入れ替わるスピードは遅くなり、取り替えること自体ができなくなると、組織の機能が低下し、徐々に老化が進行していきます。
また、不規則な食事や生活習慣を続けると活性酸素の蓄積による細胞の酸化や、タンパク質の糖化によって、細胞にダメージが加わり機能が低下します。
その結果、臓器や器官の機能が低下し、脳神経や心血管系などの疾患、しわやたるみなどが出現します。

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NMNの期待できる効果

NMN点滴の期待できる効果|紀尾井町プラザクリニック
NMN点滴では、サーチュイン(長寿)遺伝子の活性化により老化した細胞に働きかけてDNAを修復し、細胞を再活性化し老化のスピードを遅らせます。またエネルギー(ATP)の産生により以下の効果が期待できます。

・若々しさがよみがえる
・頭がスッキリする
・思考力・集中力の向上
・肌のツヤ・キメがアップする
・しみ・しわなどの年齢肌の改善
・体力がよみがえる
・疲れにくくなる
・代謝が上がる
・熟睡できる
・ホルモンバランスが整う

また、サーチュイン(長寿)遺伝子の活性化により、視力低下、認知機能の低下(アルツハイマー病、パーキンソン病)、心血管疾患、糖尿病、腎機能障害、肥満、骨粗しょう症などの老化現象の改善が期待できるとされています。

NMNは何歳から摂取するのが良い?

NMN点滴のおすすめの年代|紀尾井町プラザクリニック

10~30代には大きな効果は見られない

30歳までは体内で十分な量のNMNが生成されているため、大きな効果は実感できないとされています。
若返り効果や美容効果を得たいのであれば、生活習慣の見直しをすると良いでしょう。
例えば睡眠や食事、適度な運動、スキンケアなどを変えるだけでも変わります。
それにプラスして、NMNを補助として摂取するのがおすすめです。

老化防止目的なら30代

30代からしわに悩み始める方が増えます。コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸など、肌の弾力・潤いを保つ成分が少なくなり、肌のハリが低下し、脂肪が下垂してしわになりやすくなります。
しわは年齢を感じさせるサインとして出てきやすいため、老化防止効果や若返り効果を得たいなら、30代はNMNを摂取し始める時期としては最適でしょう。

40代が最も効果を感じ易い

40代になると、しわに加えてたるみにも悩みを抱える方が増えます。たるみの原因としては、コラーゲンの減少だけでなく顔の筋力の衰えなどが挙げられます。
また、たるみが皮膚のよれにつながり深いしわができるなど、悩みを抱える時期です。
睡眠や食事、適度な運動、スキンケアなどの日々の生活を見直しつつ、減少しつつある体内のNMNを点滴療法などで補うことをおすすめします。

老化を遅らせたい50代にもおすすめ

50代の年代においてもエイジングケアの一環としてNMNを摂取することで、少しでも若くみられるような若返り効果・美容効果が期待できるでしょう。
50代の方であれば、しわやたるみなどの増加を抑え、できるだけ老化を遅らせたいと強く考え始めるかもしれません。
そのため、NMNの若返り効果は、若くみられたい50代にもおすすめです。

NMNの摂取量は年齢によって変えるべき?

NMNが不足していない状況でのNMNの摂取によって、重要な副作用が出るなどの研究結果は現状では報告されていません。
そのため、NMNの摂取量は年齢によって変える必要はないといえるでしょう。
NMNの1日の投与量は150〜300㎎程度が目安です。
内服に関しては、慶応義塾大学の研究では、1日に500㎎までは安心して摂取できるとされています。
しかし、NMNは摂れば摂るほど効果が大きくなるものではないため、150〜300㎎を目安に投与が良いでしょう。
(引用)
世界初 抗老化候補物質NMNを、ヒトに安全に投与できることが明らかに
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2020/1/21/200121-1.pdf

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NMNの効果的な摂取方法

NMNサプリは本物と見分けが付きにくい。本物のNMNサプリでもデメリットはある?

近年NMNサプリは安価なものから高価なものまで、さまざまな商品が出回っています。
販売されている商品の中には、残念ながら効果が見込めないような商品があることも事実です。
NMNサプリを購入する目安としてNMN純度というものがありますが、商品の中には純度の低いものも存在します。
価格の安いサプリは純度が低い場合があるため、メーカーが公開しているサプリの成分表示などを参考に高純度のものを選ぶようにしましょう。

紀尾井町プラザクリニックでは、医師による細やかなカウンセリングを行ったうえで効果をより体感しやすい点滴での摂取をおすすめしています。
しかし、点滴は比較的高額になるため継続が難しいという方には、サプリメントのご案内もしています。
当院で取り扱っているNMNサプリは純度99.3%、配合量7,500mg、高い安全性のβ-NMNのサプリです。

手軽に長期間継続をご検討されているかたにはおすすめですので、まずは一度ご相談下さい。

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NMNは点滴の方がおすすめな理由を解説

NMNは食品やサプリメントから摂取が可能です。サプリメントでもNMN内服による効果は期待できると考えられていますが、点滴で投与する場合と比べるとどのような違いがあるのでしょうか。以下で解説していきます。

吸収されるスピードの違い

サプリメントでNMNを摂取した場合は腸で吸収されます。
一方、点滴の場合は血管に直接成分を注入するため、NMNが高濃度に素早く体内へと吸収されます。さらに、全身へと成分が行き渡りやすいため、変化を実感しやすくなります。

吸収できる量の違い

サプリメントの場合、1カプセルに含まれるNMNは100㎎程度のものが多いですが、点滴の場合は1回100〜300㎎となっています。消化吸収によるロスもあり、サプリメントは点滴と比べると実際に吸収できるNMNの量が少なく、吸収するスピードも遅くなってしまいます。
最も効果的に摂取するなら点滴がおすすめですが、費用面や忙しくてなかなか通院ができない場合は、点滴とサプリメントを併用して行っていく方法もあります。

まとめ

NMN点滴のおすすめのまとめ|紀尾井町プラザクリニック
NMNには若返り効果だけではなく美容効果なども期待できるため、30代以降の方は何歳から始めても良いでしょう。
しわやたるみなどの年齢サインを感じ始めた方や若くみられたい方は、ご自身のライフスタイルに合った方法でNMMを摂取するとよいでしょう。

また、NMNは何歳まで摂取しても効果が期待できる成分であるため、継続して摂取することが大切です。
無理のない治療法・組み合わせを選択することをおすすめします。

紀尾井町プラザクリニックでは、大学病院教授をはじめとする日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が、カウンセリングから担当し、患者さまのご体調やお悩みに合わせて治療法をご提案し、内面からの美容と健康に対しサポートいたします。
疲れが取れない・なんとなく疲れを感じる方、外と内側からエイジングケアをしたい方など、専門医によるカウンセリングのカウンセリングをご希望される方は、お気軽にご相談下さい。カウンセリングは無料となっております。