眉毛アートメイクとは?値段による違いやデザインの違いを徹底解説!|紀尾井町プラザクリニック

この記事の監修者
松岡伯
紀尾井町プラザクリニック 医師

日本形成外科学会認定形成外科専門医

「朝メイクする時間を短縮したい」「メイクをしても眉毛や唇の形が気になる」「すっぴんになっても印象を変えたくない」そんな方々の悩みを解消する人気のアートメイク。

最近はベタ塗りの眉毛ではなく、すっぴんでも浮かないナチュラルなデザインもできるようになったことをご存知でしょうか?

この記事では、そんな アートメイクと刺青の違いや、施術の流れ、痛み、かかる時間から、気になるデザインの方法、新登場した5Dアートメイクについて、現役のアートメイク看護師が詳しく解説します。

アートメイクとは

まずアートメイクというものがどういうものなのかを説明していきたいと思います。
アートメイクとは、表皮から0.2mm〜0.3mmのごく浅い部分に専用の針を用いて色素を入れる施術のことです。

アートメイクと刺青の違い

色素を入れると聞いた際に多くの方が思い浮かべるのは「刺青」だと思いますが、実はアートメイクと刺青は内容が少し異なります。

皮膚に色素を入れるという点では刺青も同様なのですが、色素を入れる部分の深さが異なります。

刺青は装飾を目的としているので、表皮よりもさらに深い部分である真皮に色素を入れ、時間が経っても薄くならず、半永久的に残るように施されます。

一方で、アートメイクは自然な仕上がりにするために刺青よりもだいぶ浅いところに色素を入れるため、皮膚の新陳代謝によって時間の経過と共に薄くなっていくという違いがあります。

また刺青は深いところに針を入れることで、皮膚の弾力やハリに関係するコラーゲンやエラスチンを傷つけたり出血などのリスクもあります。一方で、アートメイクは安全に行える施術であり、定期的にメンテナンスをしていくことにより、状態に応じた綺麗な見た目を維持できるという特徴があると言えます。

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アートメイクのメリットは

1:朝のメイクにかかる時間が短縮できる
アートメイクは、「日によって仕上がりが違う」「朝忙しくてメイクの時間を短縮したい」このような悩みを解決してくれます。
プロが自分にあった形の眉毛をデザインしてくださるため、「眉毛が上手く描けない」「自分にあった形の眉毛がわからない」という悩みをお持ちの方にもおすすめです。
2:濡れても落ちない
アートメイクは色素を入れるので濡れても落ちません。仕事で汗を書く人や、趣味などで海によく行ったり泳いだりする人など濡れる機会がある方には非常におすすめです。
また年齢を重ねて眉が薄くなったり、もともと眉が薄いのがコンプレックスという方にも適しています。

アートメイクのデメリットは

アートメイクのデメリットは一度やると色素の除去が困難なことです。
刺青と異なり徐々に薄くはなりますが思い通りの仕上がりでなかった場合に簡単に修正できるものでもないのでしっかりとカウンセリングや相談をして施術する必要があります。

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眉毛アートメイクとは

5Dナチュラルブロウによる眉毛のアートメイク|紀尾井町プラザクリニック
眉毛アートメイクとは、眉毛に施すアートメイクのことで、2D、3D、4D、5Dの4つの種類があります。
その中でも、新しい技術である5Dがどのように他の眉毛アートメイクと異なるのか説明します。

5Dナチュラルブロウと他のアートメイクの違い

2Dのアートメイクはベタ塗りで濃淡がなく、すっぴんやナチュラルなメイクでは浮いて見えてしまうことがありますが、5Dナチュラルブロウでは、マシンではなく手で掘ることによって細かいところまで濃淡をつけることができ、すっぴんでも浮かない眉にすることができるようになりました。
ストローク技法は1本1本の線をかいて毛並みを表現するため、自眉毛が増えたような仕上がりになります。
手彫りのパウダー技法は、手彫りでふんわりとぼかしていくことで、仕上がりが柔らかな印象になります。眉頭もぼかしていけるので自然です。
また、手彫りはマシンよりも痛みが少なく、ダウンタイムが少ないという特徴があります。

アートメイクのデザインの決め方

眉毛アートのデザインをどのように決めるのかは担当する医師や看護師によって異なるため、当院の場合どのようにデザインを決めるかを説明していきます。
当院では、患者様の希望に合うデザインを提供するため、次のような流れで一緒にデザインを考えていきます。

アートメイクのデザインの決め方の流れ

アートメイクのデザインは、なりたいデザインをヒアリング→骨格から黄金比を測り下書き→下書きをもとにインクで描くの3工程で決めていきます。
理想の眉毛のデザインを施術者と共有することは非常に大切です。芸能人の写真やなりたい雰囲気の画像などをお持ちいただくこともあります。
次に説明する基本のデザインを参考に、ご自身の理想の眉を探してみてください。

眉毛の基本のデザイン4選

眉毛の基本のデザイン4選|紀尾井町プラザクリニック

直線眉

眉山までまっすぐに伸び、眉尻にかけてなだらかにカーブを描いた直線眉は、北川景子さんを代表とする美人眉と言われています。凛とした印象を与えてくれるデザインです。

平行眉

一定の太さで角度をつけない直線的なラインが特徴の並行眉。オルチャンメイクで人気が高まりました。顔全体をやわらかく、若々しい印象にしてくれる、可愛らしいデザインです。
女性のなりたい顔として有名な石原さとみさんは、細い平行眉で、なりたい眉として人気があります。

上がり眉

平行眉と同じ直線的なデザインですが、角度をつけたのが上がり眉。キリッとした雰囲気にしてくれます。クールで知的な印象になるため、女性だけでなく男性にも人気の形です。

アーチ眉

アーチ眉には、曲線を緩やかに描くデザインと、しっかりと曲線を描くデザインの2パターンがあります。
緩やかな曲線を描いたデザインは、自然な形で、優しい印象にしてくれます。
女性らしい柔らかさがあるため、フェミニンなファッションや品のあるコーディネートによく似合います。王道のデザインです。
一方で、曲線をしっかりつけたアーチ状の眉毛は、華やかで色っぽい印象にしてくれます。大人っぽい雰囲気になります。

アートメイクの施術について

アートメイクの所要時間

アートメイクは、日帰りで施術が可能です。
所要時間は下記の表の通りで、長くても3時間以内には終了します。

部位 所要時間
眉毛・唇・生え際 2時間半
アイライン 1時間
ほくろ 30分

アートメイクの施術の流れ

アートメイクがどのような流れでアートメイクは行われるのか説明します。

カウンセリング

まず初めに行うことはカウンセリングです。色やデザインの相談を行い、施術に際しての注意、施術前後の生活についての注意などの説明を受けます。また医療行為であるため少ないながらもリスクはあり、それについてもしっかりと説明されます。納得の上で施術を受けましょう。

医師による問診

アートメイクは医療行為です。当日の体調やアートメイク不可の疾患がないかなどを確認したり、麻酔によるアレルギーや色素によるアレルギーをひきおこす可能性が高くないか問診で確認します。

デザインの決定

カウンセリングでの希望を基に実際に眉を描いてデザインを決めていきます。経験豊かな看護師が自信を持って眉を描いて提案します。実際に書いた眉を見てデザインを話し合いましょう。

麻酔塗布

デザインが決まればいよいよ施術に入ることになりますが、まずは麻酔の塗布です。
麻酔がなくても痛みとしては毛を抜いたりする程度の痛みなので耐えられない痛みではないのですが、痛みなく施術できるに越したことはありません。施術中に痛みを感じたら麻酔を追加することも可能なのでその時は遠慮なく伝えましょう。

施術

作成したデザインにそって60-90分程度の時間をかけて色素を入れていきます。1回の施術では色素が定着しきらないため2-3回に分けておこないます。

アートメイクの痛みについて

一般的に痛みの表現でよく言われるのは「毛抜きで毛を抜くような痛み」です。アイライン・唇・ヘアラインは皮膚が薄いため痛みを伴う場合が多くみられます。表皮麻酔で痛みをコントロールしながら行いますが、痛みの感じ方や麻酔の効き方は個人差がありますので、ご心配な方は予めクリニックにご相談下さい。

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アートメイクに関するよくある質問

なぜアートメイクは医療機関で施術しないといけないの?

アートメイク施術に必要な条件は「医師法第17条」によって明確に決められています。
そのため、医師もしくは看護師の免許を持っている人のみが施術できます。

針を用いてインクを皮膚に入れ込む施術は、下記の条件のもとで行わなければならない
●「施術者」
→医師、または看護師の免許を持つ者である
●「施術場所」
→医療機関内である
※所有しているのが看護師免許のみの施術者は、医師の管理下で施術を行わなければならない
「医政医発第105号」厚生労働省医政局医事課長

アートメイクをする前に気をつけることはありますか?

施術箇所のレーザー治療やピーリング、脱毛などお肌に負担がかかる施術はアートメイク前は避けましょう。お肌に皮剥けや赤みが生じるスキンケア(ビタミンA製剤 例:ZOSKIN、エンビロン)を使用されている方はアートメイクの前後4週間ほどはご使用を控えるようにお願いします。

肌が回復する前にアートメイクをすると、肌トラブルが起きたり、色素が定着しなかったりするリスクがあります。また、ヒアルロン酸・ボトックス注射後は、表情が変化し本来の顔の状態と異なるため、アートメイクのデザインが崩れる可能性があります。額や眉間にボトックスをした場合は施術より1ヶ月以上あけてからアートメイクを行ってください。

アートメイクの施術後に副作用はあるの?

施術後1週間程度は一時的に赤み、腫れ、痒み、出血、内出血、感熱、発疹などの症状が出る場合があります。皮膚癌など皮膚に対する影響などはございません。

施術当日やその後に気をつけることはありますか?

施術当日は、腫れ・炎症・定着不良を防ぐ為入浴は湯船につからずシャワーを浴びる程度を推奨しています。施術直後から24時間は施術部位は水に濡らさないようにしてください。また、施術当日の過度な飲酒や汗をかきすぎる運動もお控えください。施術箇所に対するお化粧は、施術後1週間ほど経過し傷口が塞がってから可能です。

アートメイクをすると健康診断や検査に影響はありますか?

アートメイクをしているとMRIを受けられないのではと心配される方がいらっしゃいますが、当院ではMRIには反応しないインクを使用しているため、受けることが可能です。
しかしインクには微量な酸化鉄が含まれているため、今後MRIの機械の感度が進化した場合、インクに反応をしてしまう可能性もあります。MRIを受ける際は、必ず医療機関にアートメイクをしていることをお伝え下さい。

もしアートメイクのデザインが気に入らなかったらどうなるのか

眉毛のデザインがイメージと異なる場合は、施術が落ち着いた頃(少なくとも1ヶ月後)にリタッチをすることで修正することが可能です。しかし、この場合すでに入れているアートメイクを消すことは不可能なので、あくまでも、線を描き足すことで眉毛の角度や太さを変えるリタッチとなります。太い眉毛を細くするなどの変化をつけることはできません。リタッチの料金は、アートメイクを入れた時の料金より少しお安く設定されていることが多いです。
期間が経過して色が変わってしまったアートメイクは、再度施術を行うことで色の補正をすることができます。抜けた色素を補い、イメージ通りのカラーに近づけます。どの色素が抜けていて、どの色素を補充すれば良いかを正確に判断するには高いスキルが必要ですので、信頼できるクリニックを選びましょう。

また、形が気に入らない、補正することでは解決しない、という場合にはレーザーによるアートメイクの除去を検討する必要があります。美容外科や美容皮膚科などで施術してもらえますが、1度の施術で消える事もあれば2.3回と回数を重ねても消えない場合もあります。
この場合の料金は、施術箇所や使用しているインク、範囲、深さによっても変わりますが、一般的なクリニックでの相場は1㎠あたりに対して約1万円以上。眉毛のアートメイクを除去する場合は約3万円以上かかることが多く、中には10万円以上かかるところもあります。

アートメイクを除去する際は、施術のための費用や手間、皮膚の負担がかかります。
これからアートメイクを入れる方は、しっかり下調べをして失敗や後悔のない施術になるよう注意しましょう。

まとめ

今回はアートメイクについて、特に1番人気のある眉毛のアートメイクについて詳しく見ていきました。
アートメイクは、コンプレックスの解消だけでなく、日々のメイク時間の短縮、水濡れ対策などメリットの多い施術です。
人生に彩りを添えてくれるアートメイクですが、リスクもゼロではないので信頼できるクリニックでしっかりとカウンセリングを受けて施術の検討をしましょう。
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紀尾井町プラザクリニックでは、一人一人の理想に寄り添ったナチュラルでお顔にあった眉毛アートメイクを施しています。

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